のと爺の古事記散歩

古希+4歳になってしまった爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

古事記の神様と神社(3)

伊耶那岐命と伊弉諾神宮 古事記と言えば、伊耶那岐命(いざなきのみこと、以下、イザナギ)と伊耶那美命(いざなみのみこと、以下、イザナミ)ですよね。で、今回はイザナギの話です。 天地が初めてあらわれ動き始めた時に、ムニュムニュムニュ~って最初に…

古事記の神様と神社(2)

速須佐之男命と氷川神社 速須佐之男命(はやすさのをのみこと、以下、スサノオという)の名前は皆さん知ってますよね。うんうん、あの大蛇をやっつけた神様ね、映画では三船敏郎が演じてたよね。(この話、アマテラス大研究を見てね!) 実は、このスサノオ…

古事記の神様と神社(1)

天之御中主神と千葉神社 大研究シリーズ第三弾を考えているのですが、あまりにマニアックになってもお読みいただいている方に申し訳ないなと思い、このシリーズは小休止とします。構想がまとまったらまた始めますので、その節は是非お読みいただければと思い…

神功皇后大研究(7)

御香宮神社(ネット検索) ⑥総括 さぁ、神功皇后大研究も今回が最終回となります。冒頭写真は神功皇后を主祭神とした、京都市にある御香宮神社です。神功皇后を祀った神社は全国各地に数多くありますね。特に、後に八幡神と崇拝された応神天皇の母であるとい…

神功皇后大研究(6)

⑤品陀和気命と神の名前の交換 今回の話は書いてる私もよく理解できない話で、結局なんなの?みたいなものです。多分、古事記の編者は、応神天皇は神とタメなんだぜ、すごいだろ!ってことが言いたかったんだろうと思いますが、よく分からない話です。神功皇…

神功皇后大研究(5)

景行天皇(ウィキペディア) ④香坂王と忍熊王の反乱 さて、三韓征伐を終えた神功皇后は、我が子に危険が迫っていることを察知し、大和国に帰る時に一計を講じたのです。つまり、御子の異母兄である香坂王(かぐさかのみこ)と忍熊王(おしくまのみこ)の反乱…

神功皇后大研究(4)

③ 三韓征伐 いよいよ神功皇后の三韓征伐の話ですが、まず冒頭の写真です。武装した神功皇后と赤ん坊を抱いた武内宿禰、そして赤ん坊が品陀和気命(ほむだわけのみこと)、後の15代応神天皇です。ということは、これは新羅から凱旋後のものですね。 本題に入…

神功皇后大研究(3)

武内宿禰(明治22年発行 1円札) ② 熊襲征伐 神功皇后の熊襲征伐の話ですが、本題に入る前に冒頭写真の武内宿禰について少し話しておかなければなりません。武内宿禰(古事記では建内宿禰)は、13代成務天皇から始まって、仲哀、応神、仁徳の4代の天皇にトー…

神功皇后大研究(2)

国宝 神功皇后木造坐像(なら仏像館) ①そもそもどんな方なの? 息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと・後の神功皇后)は14代仲哀天皇の皇后で、15代応神天皇の母ということはご存じだと思います。そして、父は開化天皇の玄孫である息長宿禰王(おきな…

神功皇后大研究(1)

日本初の肖像入り紙幣(お札と切手の博物館) 大研究シリーズ第二弾です 今回から「神功皇后大研究」をしたいと思います。私の中では古代三女傑は天照大御神、卑弥呼、そして神功皇后です。ちょっとマニアックかも知れませんが、できるだけ分かりやすくします…

アマテラス大研究(10)

式年遷宮(HPより) 総括 アマテラス大研究も10回目となり、いよいよ最終回です。まず、これまでの研究で分かったことをもう一度整理して行きましょう。「たいへんよくできました」に分類されること1. 生まれた時から超エリートで高天原の統治を命じられる。…

アマテラス大研究(9)

⑧天孫降臨後のアマテラス(その3) 皆さん、神功皇后はご存じでしょうか。14代仲哀天皇(倭建命の御子)の大后で、15代応神天皇の母にあたる方です。神功皇后といえば三韓征伐の話がありますね。何が言いたいかというと、この三韓征伐がアマテラスの御心で行…

アマテラス大研究(8)

⑦天孫降臨後のアマテラス(その2) アマテラスから授けられた鏡と剣について、初代神武から9代開化天皇までは同殿共床を常としていました。でも、これって結構キツイですよね、常にアマテラスの神パワーを感じていたわけですから。で、「もう僕ちゃんには無…

アマテラス大研究(7)

⑥天孫降臨後のアマテラス(その1) さてさて、無事?天孫降臨を果たしたアマテラスは、その後どうなったかという話です。おとなしく隠居でもしたでしょうか、それとも・・・・・。 話は日向三代(ニニギ → ホオリ(山幸彦)→ ウカヤフキアエズ)と進み、ウカ…