のと爺の古事記散歩

古希まぢかの爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

アマテラス大研究(5)

 

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葦原中国平定交渉(ネット検索)

葦原中国平定、国譲り

 天の岩屋事件の大罪によりスサノオ高天原を追放され、出雲の肥河の川上の鳥髪の地に降ります。さぁ、これからはスサノオの八岐大蛇退治に始まり、オオクニの国造り完成までのいわゆる壮大な出雲神話が続きます。この間はアマテラスは出てきません。

 では、アマテラスの再登場はいつでしょうか。オオクニの国造りの完成を見届けるといきなりわがまま姉ちゃん振りを発揮しちゃうんですね。「豊葦原之千秋長五百秋之水穂國者我御子正勝吾勝勝速日天忍穂耳命之所知國言因賜而天降也」フーッ、ながっ!
要するに、「この葦原中国は我が御子の統治する国である」と言って天忍穂耳命を天降させたんです。

 天忍穂耳命アメノオシホミミノミコト)はスサノオとの誓約で成った神で、アマテラスの長男です。で、ミミノミコトが天の浮橋に立って覗いてみたら、ビビッちゃったんですね。「母ちゃん、あの国はひどく騒がしい。」と。しょうがないんでアマテラスはまた会議を開きます。そしてミミノミコトの弟である天菩比神(アメノホヒノカミ)を遣わします。しかし、アメノホヒノカミはオオクニに媚びへつらって三年たっても報告に戻ってこなかった。次に天若日子アメノワカヒコ)を遣わしますが八年たっても戻らず、一悶着あってアメノワカヒコは自業自得でタカミムスビノカミに殺されてしまいます。
 もう、どうすんのよ! アマテラスにこう言われ、諸々の神達はついに最強の刺客を遣わすよう提案します。それが建御雷神(タケミカヅチノカミ)です。そして天鳥船神(アメノトリフネノカミ)が同行しますから、それはもう最強タッグの出陣です。そうです、武闘派アマテラスの火がついてしまったのです。

 タケミカヅチは、かつてイザナギが十拳剣でヒノカグツチノカミの首を切った時に、刀の根元についた血が飛び散って成り出た神ですから、そりゃぁ最強でしょう。そして、出雲の伊那佐之小浜に降り立ち、十拳剣を逆さまに波の先に刺し立て、その剣先にあぐらを組んで座りながらアマテラスの口上を伝え、国譲りを迫るのです。怖いですねぇ~、怖いですねぇ~(淀川長治風)。だいたい、剣先に座りながらなんで自分には刺さらないんでしょうね、不思議だよね。鋼鉄のパンツ履いてた?
 このあと、建御名方神との力比べ(これが現在の大相撲の起源と言われていますね)などがあるのですが、結局、オオクニは出雲大社の創建を条件に国譲りに応じることになります。この国譲りは平穏に話し合いで解決したように書かれていますが、どう見ても力ずくの平定ですよね。

 さぁ、これでアマテラスの目論見も達成され、いよいよ天孫降臨となります。でも、こだわるようですが、アマテラスはこのとき何歳なんでしょうね?同い年のスサノオの六代あとの子孫のオオクニが国造りを成し遂げ、その国を平定するわけですから、少なくとも数百年は経っている? あっ、年齢は考えないことにしたんでした。失礼しました!

 ではでは今回はこれまで。次回をお楽しみに!!