千葉県松戸市にある松戸神社です。市街地の交差点に面して一の鳥居がありますので、反対側の道から写真を撮っています。
1.場所
ここですよ。
2.ご由緒
当神社のHPによれば、社殿は寛永3年(1626)年の創建とされ、神仏習合思想の影響で、かつては御嶽大権現と称したとのことです。また、郷土の伝承には水戸中納言光圀公の逸話が残っています。
光圀公が鷹狩でこの地を訪れた際に、当神社の大銀杏に止まった白鳥へ鷹を放とうとしましたが、鷹は微動だにしない。憤慨した光圀公は、弓で射ようとするも、弓手は動かなくなり弓も中心から折れてしまった。愕然とした光圀公は、折れた弓矢を奉納し、御神前に鎮謝して帰ったと伝っています。
以後、水戸徳川家より篤く崇敬されたとのことです。時代が変わった今でも、松戸の総鎮守として人々の暮らしを護っておられるのです。
3.ご祭神
日本武尊をご祭神としています。ヤマトタケルについては、私のつたないブログでも何度か登場していますので、おおよそのことはお分かりいただいていると思います。
景行天皇の御代40(110)年、武蔵国へ向かわれる際に、当地にご陣営を設けて従将の吉備武彦(きびたけひこ)連と大伴武日(おおとものたけひ)連の 方々と待ち合わせたため、『待つ郷』(まつさと)=『待土』(まつど)と呼ばれ、『松戸』の地名が生まれたと云われています。
これも、当神社のHPから拝借しました。さて、参拝しましょう。
4.参拝
まず、道路に面した一の鳥居です。そして狛犬が迎えてくれます。
狛犬に挨拶して参道を進むと二ノ鳥居があります。
二ノ鳥居をくぐると、坂川という川にかかる潜龍橋という神橋があります。
橋を渡って境内に入ると右手に手水舎があります。軒下に龍と亀の彫り物がありますね。
手水舎を背にすると拝殿があります。拝殿は寛永三年(1626年)に創建され、その後の火災や震災の後、文久三年(1863年)に再建されました。軒下の額には龍と波の彫り物があります。
拝殿の脇や後ろに回ると本殿が見られます。
拝殿の脇には樹齢千年と言われるご神木があります。ご由緒で述べた光圀公の逸話はこのご神木(大銀杏)での話です。
そして、ご神水とその脇に百度石があります。お百度参りのカウンターですね。
そして境内社ですが、10社ほどあります。全部写真を貼っても飽きますので、代表として2社を掲示します。秋葉神社と水神社です。
秋葉神社のご祭神は火之迦具土神、水神社のご祭神は弥都波能売神(みつはのめのかみ)です。イザナミはカグツチを生んだことで大火傷をし病床に伏しますが、それでも神生みを続け、嘔吐、糞尿を垂れ流し、尿から成ったのが弥都波能売神なんです。なんか壮絶過ぎる話ですね。
神楽殿と社務所です。
そうそう、社務所の前に三笠宮殿下お手植えの高野槙がありました。絵馬と御神籤でぐるぐる巻きでしたが。
そして御朱印です。
さぁ、いかがでしたでしょうか。私としてはヤマトタケルの足跡が窺える神社と言うことで満足しています。
では、次回をお楽しみに。
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