のと爺の古事記散歩

古希+1歳になった爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

古事記の神様と神社・ご近所編(12)

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 東京都港区愛宕にある愛宕神社です。赤い大鳥居の奥の石段が不気味だなぁ~、なんだこりゃーー! この神社は東京23区でもっとも標高が高い(海抜26m)愛宕山の山頂にあります。だから、あの石段が・・・。なんでこんな高い所に造ったの?いやな予感がするぞーー。

 

 

1.場所

 ここです。

 行ってみて分かったんですが、現在、境内整備工事中で一部参拝ができなかったりしているので、写真もそんな感じになっています。

2.ご由緒

 慶長8年(1603年)、江戸に幕府を開こうとする徳川家康の命により防火の神様として祀られました。その後、火災、震災などで全焼したこともありましたが、明治10年に
再建されたそうです。さらに戦災で社殿が焼失しましたが、昭和33年9月、氏子中の寄付により、御本殿、幣殿、拝殿などが再建され、現在に至ります。

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3.ご祭神

 主祭神は火の神で、日本書紀では火産霊命(ほむすびのみこと)、古事記では火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)と表記される防火防災の神です。
【配祀】
罔象女命(みずはのめのみこと)水の神 (古事記では弥都波能売神)
     イザナミの尿から成った神
大山祇命(おおやまづみのみこと)山の神(古事記では大山津見神)
     イザナギとイザナミの神生みで成った神
日本武尊(やまとたけるのみこと)武徳の神(古事記では倭建命)

これらの神様は、過去の記事で何度か登場していますので、ここでは細かい説明は省きます。

4.故事、伝承

 参拝の前に、愛宕山や神社に伝わる故事等を事前に頭に入れておくといいと思います。

 ①出世の石段
   大鳥居の奥に見える石段は「出世の石段」と言われ、傾斜40度で86段あります。
   三代将軍徳川家光が増上寺の帰り、愛宕神社の境内に香る梅の枝を、馬に乗って
   石段を駆け上がって取って参れと大いなるわがままな無茶振りを発揮した。あま
   りにも急な石段に誰もが尻込みする中で、一人の武者が馬で駆け上り梅の枝を見
   事に取り、また駆け下りて将軍に献上した。この武士は四国丸亀藩の曲垣平九郎
   (まがきへいくろう)といい、家光公より「日本一の馬術の名人」と讃えられ、
   その名は一日にして全国にとどろいたとのこと。
    石段を登り切れば出世すること間違いない!ということです。

 ②桜田門外の変の前に水戸浪士の集結の場所になった。
 ③勝海舟と西郷隆盛の江戸城明け渡しの会談の場所になった。
 ④NHKによる日本初のラジオ放送が行われた。

 では、参拝しましょう。

5.参拝

 まず、大鳥居です。くぐって行くと両サイドに狛犬がいますが、ちょっと強面です。

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 そして石段を見上げます。ひぇー!! これが男坂です。そして右側の狛犬の後ろに少し傾斜が緩い女坂があります。高齢者はこっちがいいです。

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 そして、男坂を登りきると一の鳥居があります。

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 登ってきた石段を見下ろすとこんな感じ。恐いよぉーーーっ!!

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 一の鳥居の左手に手水舎、正面が本殿です。提灯の社紋は葵紋ですね。

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 拝殿前には、曲垣平九郎が手折ったと言われる梅の木があります。

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 それから、招き石という不思議な石があります。撫でると幸せになるぅ~。

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 境内社です。弁財天社の他にも太郎坊社、福寿稲荷社、大黒天社があるのですが、工事のため見られませんでした。

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 それから、錦鯉が泳ぐ池と金の鳥居です。

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 そうそう、水戸浪士集結を記す石碑があります。それから、曲垣平九郎や西郷と勝の顔出しパネルも。

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 社務所も仮設でした。

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 そして御朱印です。意外とスッキリタイプでした。

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 それと、NHK発祥の地である愛宕山に世界初の放送専門博物館があります。今回は行っていないのですが、次回は見学したいと思います。

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 さぁ、いかがでしたか。なんてったって出世の石段が強烈でしたね。境内工事が完了したら、また行ってみたいですね。


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