さて、奈良旅レポの2回目ですが、その前に、皆さんは「スマートEX」をご存じでしょうか。多分、ほとんどの方は「何いまごろ言ってんだよ、とっくに知ってるよ!」とおっしゃると思います。
でも、年に1~2回しか新幹線を利用しない私にとってはこれは驚きでした。何が驚いたかというと、改札でスイカを読ませたとたんに利用票が出て来たことです。つまりスイカの情報を読んで利用票に印字し、排出するという作業を一瞬でやっちゃうってことですよね。凄くないですか?私、感動しました。
あはっ、余計なことでしたね。さて、今回は薬師寺です。
目次
1.場所
ここですよ。
近鉄橿原線の西ノ京駅で下車、徒歩数分で冒頭写真の與樂門に着きます。そしてそのすぐ先に北受付(要するに入場チケット販売所です)があります。
天下の薬師寺の受付にしてはなんかふつー。
実は事前の情報で、北ではなく南受付の外から見た南門が素晴らしいと聞いていたのです。但し、西ノ京駅から南受付にいくにはグルッと大回りしないといけない。そこで爺さんは考えた。こりゃ交渉してみっぺ!
北受付のおっちゃんにかくかくしかじか、「ここでチケットを買って入り、南門から一旦出て再入場はええかのぉー?」 そしたら、おっちゃん曰く「ええよぉー。」と、あっけなく交渉成立。白鳳伽藍+玄奘三蔵院伽藍+西塔+食堂=1600円のチケット(なんか、高くねっ?)を買って北門から入り、脇目も振らず(ちょっとだけ振ったかな)南門を目指しました。ところが、ここで想定外のことが・・・。なななんと、見たかった南門にも工事用シートが・・・。オーマイガッド!
2.南門から中へ
ここで深呼吸、フー。気を取り直して、あらためて南受付から中へ入ります。境内はどうなっているかというと、こんな具合です。
ここで一つお断りです。今回の薬師寺に限らず、次回以降もそうですが建造物内部、鎮座されている仏像等は撮影が禁止されています。従って、外から見えるものの写真しかありません。また、仏像等の説明も私の下手な説明よりホームページをご覧いただいた方がよろしいかと思います。
3.中門と二天王像
見事な中門ですね。横に長いためカメラに収まりきれません。そして二天王像です。門の手前に手水舎があります。
「六根」は私欲や煩悩、迷いを引き起こす目・耳・鼻・舌・身・意の六つの器官をいう。「清浄」は煩悩や私欲から遠ざかり、清らかで汚れがない境地。略して「六根浄」ともいう。 うーん、なんとも難しい。
4.金堂、東塔、西塔
中門を入ると真正面に金堂があります。そして左右に東塔と西塔です。東塔は解体修理中ということでチラ見しか出来ません。
金堂には薬師三尊像(薬師如来、日光菩薩、月光菩薩)がいらっしゃいます。とても
飛鳥時代後期のものとは思えないくらいきれいなお姿で、がさつな私でも癒やされます。西塔は昭和56年に復興されたものだそうで、中には、お釈迦様の生涯の後半を表す、釈迦八相像【西塔果相】が祀られています。ちょうど公開の時期だったので私も見てきましたが、なんか独特の世界観で、老いぼれた脳ミソでは理解不能でした。
5.大講堂、ご朱印
さて、次は大講堂です。ここのご本尊は弥勒三尊で、仏足石や釈迦十大弟子も祀られています。また、ご朱印もこの大講堂でいただきます。
6.食堂、東院堂
食堂は僧侶が斎食をするための建物で、僧侶約300人が一堂に会する規模だったとあります。ここも公開中だったので入ってみました。中には全長50mといわれる壁画がありましたが、凡人の私にはそのありがたみが分かりませんでした。
食堂を出て鐘楼を眺め、回廊の素晴らしさに引かれて行くと東院堂があります。ここは鎌倉時代に建てられたようですが、朱色だらけの伽藍の中でここだけは木造の色がそのままで落ち着きますね。ここには聖観世音菩薩像があります。
東院堂の近くにトイレがあったのですが、こんな表示です。さすがというか、なるほどというか、こういう表示は初めて見ました。善男子と善女子じゃないんですね。
7.玄奘三蔵院伽藍
次に、北受付から外に出て、向かいにある玄奘三蔵院伽藍に入ります。正直、ここまで来ると朱色の建物には飽きが来て、罰当たりですがサラッと流してしまいました。
さぁ、いかがでしたでしょうか。みるもの全てが素晴らしく感動しました。ただ、残念なことに私の脳ミソではそれぞれの本当の価値に気づくことができませんでした。
とても致命的なことかも知れません。でも、仏様の前で静かに手を合わせることが最高のことだと思い、薬師寺を後にしました。
次は、唐招提寺に行きますよ!
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