当初は唐招提寺から朱雀門へ行く予定だったのですが、やや疲れ気味だったのであの広大な土地を歩くのは無理と思い、近鉄奈良駅に戻りました。そして向かったのが漢國神社(かんごうじんじゃ)です。
実は、奈良旅の予定を考えていたときに、市内地図を眺めていて日本で唯一の境内社があるこの神社を知りました。チャンスがあったら行こうかなぐらいにしか考えていなかったのですが、まだ日は高いし、駅からも近いので行ってみることにしました。
目次
1.場所
ここです。市街地の中にあるので、ボーと歩いていると通り過ぎてしまいます。
2.ご由緒とご祭神
当神社のHPを見て分かったのですが、実はこの神社はメチャメチャ大変な神社で、創建は推古天皇元年(今から1400年前)、大神君白堤(おおみわのきみしらつつみ)という方が大物主命の神霊を祀ったことに始まるとのことです。その後、藤原不比等が大己貴命、少彦名命を相殿として祀ったのです。
このご祭神三柱の関係はご存じと思いますが、念のため申し上げますと、大己貴命と少彦名命は協力して葦原中国を作ったのですが、途中で少彦名命は常世の国に行ってしまいます。大己貴命が困っていると現れたのが大物主命で、自分を祀れば一緒に国作りをしよう、ということになったのです。
3.参拝
通りに面した一の鳥居の両サイドに社名碑があり、鳥居をくぐると参道の先に神門が見えます。コンパクトな境内ですので、すぐに手水舎、二ノ鳥居とあり拝殿もすぐ目の前です。
うまく写真を撮れなかったのですが、本殿の屋根は分厚い茅葺きで歴史を感じますね。芳名帳があったので、記帳をしてきました。
4.境内社(林神社)
詳しくはHPを見ていただきたいのですが、境内社に林神社(りんじんじゃ)があります。林浄因命(りんじょういんのみこと)という、中国から来られ我国で最初に饅頭を作られた方を祀っています。その後、この饅頭は宮中に献上されるほどになり、いまでは菓業界の信仰を集めているそうです。
いいですねぇ~、饅頭大好きです。最中もね!
5.ご朱印
参道の途中に社務所があり、ご朱印をいただきました。
6.夕飯とおやつ
近鉄奈良駅に戻り、夕飯用に柿の葉寿司を買いました。そして、JR奈良駅に向かいます。ホテルが駅前なのと、駅ビル2Fにお目当ての本葛のお店があるんです。柿の葉寿司は何度か食べているので、その美味しさは分かっているのですが、本葛は初めてでした。ん~っ、このプルプル食感、何と言ったらいいんでしょうか。まいうー×4乗(じょう)って、分かります? 奈良県民の皆さんはこんな美味いものをしょっちゅう食べているんでしょうか!実に羨ましい!
さて、いかがでしたでしょうか。薬師寺、唐招提寺、漢國神社を訪れ、奈良旅の初日が終了しました。ホテルにチェックインし、お風呂に入り早めに寝ましょう。明日の行程はちょっとキツそう・・・。
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