のと爺の古事記散歩

古希+1歳になった爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

古事記の神様と神社・東京編(3)

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 今戸神社から隅田川沿いのウォーキングロードを隅田公園方向に歩いて行くと、三囲神社があります。この神社はどちらかというとマニアックな神社で、おそらく、一部の関係者には有名ですが、一般の人の知名度はそんなに高くないんじゃないかと思います。違ってたらごめんなさい。私は今回初めて知りました。
 そもそも、神社の名前、読めますか? 「三囲」と書いて「みい?」「さんい?」
「さんかこみ?」あっ、「みつい」だ! 
 ブーッ! 全部違います。 正解は「みめぐり」です。
えーっ、そりゃ読めんわ。ですよねー。本来は「三圍」と書くそうですが、それだとますます読めませぇーん!

 

目次

  

1.場所

 ここです。今戸神社から徒歩10数分ですね。


  実は、隅田川沿いにも鳥居があって、おそらく、かつてはここが一の鳥居だったんだろうと思います。扁額が立派ですね。背後にはスカイツリーが・・・。

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2.ご由緒

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 元々は田中稲荷と称した。創立年代は不詳。伝によれば、近江国三井寺の僧源慶が当地に遍歴して来た時、小さな祠のいわれを聞き社壇の改築をしようと掘ったところ、壺が出土した。その中に、右手に宝珠を、左手にイネを持ち、白狐に跨った老爺の神像があった。このとき、白狐がどこからともなく現れ、その神像の回りを3回回って死んだ。三囲の名称はここに由来するという。 (ウィキペディアより)
 ん~、いまいちピンと来ませんが、皆さんはいかがですか。

3.ご祭神

 元は田中稲荷、つまり稲荷社なのでご祭神は宇迦之御魂神ということになります。宇迦之御魂神はスサノオの娘だということはご存じだと思います。そしてお正月に各家にやってきて、家の安泰や繁栄を見守ってくれる大年神が兄神です。
 今では一般的には、お稲荷さん=宇迦之御魂神ということになっていますが、本来は稲荷神と宇迦之御魂神は別で、宇迦之御魂神の名前が登場したのは室町時代だそうです。話が長くなるので詳細は省きますが、調べて見ると面白いかも知れませんね。
 また、これもご存じだと思いますが、稲荷といえば狐が連想されますね。でも、狐は神様ではなく、あくまで眷属(けんぞく)で神様の使者です。しかも、伏見稲荷のHPによれば、野山に居る狐ではなく、眷属も大神様同様に我々の目には見えません。そのため白(透明)狐=“びゃっこさん”といってあがめるのだとあります。
 ん~、稲荷神社に行けば狐さんは見えるけどなぁー。

4.参拝

 一の鳥居を入ると、ほんの数メートルで二ノ鳥居があります。さらに数メートル先には鳥居の足だけが・・・?  多分、これって鳥居の上だけ切っちゃった?

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 正面が拝殿です。参道の中頃に強面の狛犬がいて、拝殿前には狐さんがいて、完璧に神様をお守りしています。この狐さん、表情が優しいですね。三囲のコンコンさんと言うのだそうです。

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 拝殿に向かって左手に手水舎があり、その奥に摂社大国神、恵比寿神があります。

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 さて、感のよろしい方は狛犬の写真を見て気がつかれたかと思います。うしろに写っているライオンはなんだ? 神社にライオン? 意味分かんない。

 では、ご説明しましょう。

5.当神社と三井家の関係

 実は、当神社は三越(旧・越後屋)を始めとした三井グループの守護社となっているんですね。私も知りませんでした。そりゃそうだ、自慢じゃないけど、三越には生涯で2~3回しか行ったことがありません。
 なぜ三越の守護社になったかというと、ウィキペディアによれば、
「元禄6年(1693年)、旱魃の時、俳人其角が偶然、当地に来て、地元の者の哀願によって、この神に雨乞いする者に代わって、「遊(ゆ)ふた地や田を見めくりの神ならは」と一句を神前に奉ったところ、翌日、降雨を見た。このことからこの神社の名は広まり、松阪の豪商・三井氏が江戸に進出すると、その守護神として崇め、越後屋の本支店に分霊を奉祀した。 」ということです。
 その句碑が境内にありますが、劣化していて文字が見えません。

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 そんなことから、あのライオン像も三越百貨店の入り口に置かれているものと同じ像で、2009年に三越から奉納された。かつては池袋三越店頭に設置されていたもので、同店の閉店に伴い、当神社に置かれるようになったそうです。

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 ついでに三越のシンボルマークもありまっせ!

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6.境内

 境内にはいろいろあります。まず、神楽殿です。

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 こんなものも。

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 そして、稲荷社ですから白狐祠がいくつもあります。

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 そして老翁老婆の石像です。夫婦なんですが、大きさのバランスが・・・。

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 それから、境内には句碑が多かったです。ただ、ほとんど文字が読めないのでここでの写真の掲示は割愛します。

 境内の奥の方に目立たなくありました。三井家先祖の霊社です。フェンスで囲まれていて中には入れません。フェンスの間から撮った写真です。

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7.ご朱印

 さて、そろそろ社務所でご朱印をいただきましょう。

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 さあ、いかがでしたでしょうか。まだまだ私なんかが知らない、歴史ある神社があることを知らされたという感じでしたね。

 次回は、墨田区にある牛嶋神社です。お楽しみに!


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