のと爺の古事記散歩

古希+1歳になった爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

古事記の神様と神社・東京編(15)

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 政治、経済の中心地と言われる東京・永田町にある、ちょっと変わった形の鳥居の神社へ行って来ました。それは日枝神社です。周辺には首相官邸や国会議事堂などがある、東京のど真ん中のこの地に何で神社があるんや? 答えは簡単、神社が先にあり、あとから官公庁などができたんですね。


目次 

1.場所

 ここです。

2.御由緒 

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 HPには以下のようにあります。
「当社は武蔵野開拓の祖神・江戸の郷の守護神として江戸氏が山王宮を祀り、さらに文明10年(1478)太田道灌公が江戸の地を相して築城するにあたり、鎮護の神として川越山王社を勧請し、神威赫赫として江戸の町の繁栄の礎を築きました。
やがて天正18年(1590)徳川家康公が江戸に移封され、江戸城を居城とするに至って「城内鎮守の社」「徳川歴朝の産神」として、又江戸市民からは「江戸郷の総氏神」「江戸の産神」として崇敬されました。
二代秀忠の時の江戸城大改造の際、城内紅葉山より新たに社地を江戸城外に定め、社殿を新築して遷祀されました。」

 江戸城築城に際して山王社を勧請したのですが、始めは江戸城内にあり、二代秀忠の時に城外(今の国立劇場付近)に移し一般庶民も参拝できるようにしたのです。
 現在の社殿等は昭和33年完成のものだそうです。

 詳細はHPをご覧下さい。

www.hiejinja.net

3.御祭神

 御祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)です。皆さんはこの神様のことをご存じでしょうか。多分、おおよその方は余りご存じないと思います。古事記ではスサノオの子供である大年神の系譜で名前が出てくるだけです。
 「大年神が天知迦流美豆比売(あまちかるみずひめ)を娶って生んだ子は大山咋神、またの名を山末之大主神(やますえのおおぬしのかみ)。この神は、近淡海国(近江国)の日枝山(比叡山)に鎮座し、また葛野(かずの)の松尾に鎮座する、鳴鏑(なりかぶら)を持つ神である。」

 つまり、スサノオの孫に当たる神で、比叡山、松尾山を支配する地主神であり鳴鏑(鏑矢)を御神体とする神様であるということなんですね。
大山咋神の「咋」は「主」という意味で、大山の主であると共に広く地主神として崇められ、山・水を司り、大地を支配し万物の成長発展・産業万般の生成化育を守護し給う御神徳は広大無辺です。(HPより)

4.参拝

 実は、冒頭の写真は裏参道(赤坂側)の鳥居なんですね。で、表参道は国会議事堂側から行きます。

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 これが表参道の鳥居です。やはり山の形をした破風がありますね。これは山王鳥居といって日枝神社独特のものだそうです。御祭神大山咋神が山を支配する神様だと言うことを表現しているんですね。

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 さて、この階段を男坂といいます。爺さんも必死で上がりましたが、53段あったと思います。

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 上りきって振り返るとこんな感じです。恐!

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 左手に手水舎、正面が神門です。うわーっ、立派! お侍がいらっしゃいますね。扉には稲目です。

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 境内は広いですね。中央が本殿です。

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 さて、ここで神門を振り返ると、神猿像が左右にあります。夫婦猿だそうです。雌猿は子供を抱いています。なんでお猿さん? これはもう少しあとで説明します。

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 そして、もうひとつ。神門の裏側を見上げると「皇城之鎮」の扁額があります。これは何を意味してる?

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 皇城とは江戸城(皇居)のことで、そこを鎮め、つまり守るということですね。さきほど、二代秀忠の時に城外(今の国立劇場付近)に移し一般庶民も参拝できるようにしたと話しましたが、実はもうひとつ目的があったんですね。
 それは、江戸城の裏鬼門(南西)を守る神社とすることです。ちなみに鬼門(北東)は神田神社が守っています。現在の地図ではこうなります。

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 さて、本殿にお参りしましょう。ん?なんか違和感があるなぁー、そうだ、狛犬が居ないぞー。

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 そうなんですね。ここは狛犬ではなく、神猿(まさる)なんですね。本殿脇に夫婦の神猿がいます。やはり雌猿は子供を抱いていますね。

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 さきほどの神門にも神猿像がありましたね。なぜ猿なんでしょうか。これは比叡山の麓にある山王総本宮の日吉大社に関係があります。古来から日吉といえば猿といわれ、神猿(まさる)は魔が去る、勝るとして縁が良い神の使いなんですね。
 日枝神社は日吉大社の分霊社の一つ(あとは日吉神社、山王神社)なので同じように神猿を神の使いとしています。そして、日吉大社の山王七社の一つである東本宮に祀られているのが大山咋神です。

5.境内

 夢御殿、藤棚、授与所

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6.境内社

 境内社として山王稲荷神社と八坂神社・猿田彦神社があります。山王稲荷の千本鳥居は見事ですね。

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7.裏参道

 赤坂側からは裏参道になるのですが、そこには階段とエスカレーターもあります。
上った先の南神門から境内に入れます。

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8.ご朱印

 ご朱印は神門を入った左側に受付があります。記念品として栞とストラップをいただきました。

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9.まとめ

 さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、有り難うございました。
周囲を高層ビルに囲まれた都心に歴史ある神社があったんですね。江戸城や徳川家とのつながりがあるということが新たな発見でした。またゆっくりと来たいですね。

 では、今回はここまでです。次回をお楽しみに!


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