のと爺の古事記散歩

古希+1歳になった爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

古事記の神様と神社・ご近所編Part2(21)~鹿島神宮

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 ほぼほぼ晴れの天気予報だったので、いつものぼっちドライブを兼ねて行って来ました。「東国三社」の残りの二社、鹿島神宮息栖神社です。拙宅から2時間以上かかりますので、一気に二社を参拝することにしました。今回は鹿島神宮のお話しです。
 いまさらながら、ナビってありがたいですよねー。どこでも間違いなく案内してくれます。いまや、爺さんの相棒はナビの音声案内です。
 「およそ、〇〇m先、左方向です。」「ハーイ、分かりました!」
 「5キロ以上、道なりです。」「ハーイ、了解で~す。」
 いちいち、ナビに返事をする爺さんでした。

そんなこといいから、早く話を進めろ! たはっ!失礼しました、それでは。

 

 

 1.場所

 ここです。

2.御由緒と御祭神

  いただいたパンフには、こう書かれています。

 御祭神である武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)は、神代の昔、天照大神の命を受けて香取神宮の御祭神である経津主大神と共に出雲国に天降り、大国主命と話し合って国譲りの交渉を成就し、日本の建国に挺身されました。
 鹿島神宮の創建は初代神武天皇の御代と伝わります。神武天皇はその御東征の半ばにおいて思わぬ窮地に陥られましたが、武甕槌大神の「ふつの霊剣」の神威により救われ、この神恩に感謝された天皇はご即位の年、皇紀元年に大神をこの地に勅祭されました。皇紀元年、すなわち紀元前660年の頃といわれています。

 ふ~ん、なるほどー。窮地を救ってくれた恩返しだーっ!ということでしょうか。

 HPはこちらです。

kashimajingu.jp

 古事記では、神武天皇が熊野で苦戦しているときに、高倉下が差し出した剣の力で窮地を脱します。この剣こそがタケミカヅチが使っていた霊剣なんですね。

 

3.参拝

 無料駐車場から参道を進みます。やがて大鳥居が見えてきます。

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 この大鳥居は、東日本大震災で倒壊した従前の石製の鳥居に代わり、境内から切り出した杉の大木で平成26年に再建されたものです。

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 鳥居をくぐると参道が続きます。奥に見えるのが楼門ですね。

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 楼門の左手前に手水舎があります。そして、楼門は重要文化財に指定されています。

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4.境内案内図

 ここで境内案内図を見てみましょう。ご覧の通り、とても広い境内にいろいろな見所があります。私は、ほぼほぼ全部まわり、写真も撮ってあります。しかしです、それを全部ブログに貼っても、多分、ご覧になる方はそれほど面白くないでしょうし、HPを見れば正確な説明も書いてあります。
 そこで爺さんは考えました。独断と偏見で絞ったものを書いていきたいと思います。

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5.拝殿

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 ネットでも時々見かけますが、この社殿の向きが話題になりますね。ちょっと分かりづらいかも知れませんが、案内図をよーく見て下さい。楼門を入って正面に社殿があるのが普通なんですが、ここは右直角を向いて参拝するようになります。なぜこのような向きになっているのか、諸説あるようですが、北の蝦夷に睨みをきかせているんだという説に爺さんは一票です。後で出てくる奥宮も同じ方向を見ています。

6.本殿とご神木

 拝殿、幣殿、本殿と奥に並び、さらにご神木があります。残念ながら拝殿の脇から見ることしかできませんでした。ん~、もうちょっと近くで見た~い!本殿の屋根の更に上に伸びているのが高さ40m、樹齢1300年のご神木です。

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7.鹿園

 鹿は神様の使いだということはご存じだと思いますが、「なんで鹿は神様の使いなの?」(チコちゃん風)「ボーッと生きてんじゃねぇよーっ!」

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 古事記の国譲りの段での話です。アマテラスの使者が大国主神との国譲り交渉に失敗を繰り返す中、最後の刺客として誰を遣わすか、アマテラスと思金神などの神々が三密を避けながら緊急会議を開きます。

 アマ「失敗ばかりで、どーすんだよー!」
 オモ「今度は、天尾羽張神(あめのおはばりのかみ)か、その子供の建御雷之男神
    よかんべ!こいつらはメッチャ強いでよ!
    だども、天尾羽張神は他の神を寄せ付けない面倒な場所におるで、天迦久
   (あめのかくのかみ)を使いにやって考えを聞いてみっぺ。

 ということで、結局、タケミカヅチが国譲りの交渉刺客として派遣されることに決まるのですが、このアマテラスの使いを務めた天迦久神が鹿の神だったのです。このことから、鹿は神の使いであると言われるようになったんですね。
 ちなみに、奈良の春日大社の御祭神もタケミカヅチですね。タケミカヅチの魂が鹿島から鹿に乗って三笠山に行かれたという話ですよ。「かーしまかーらしーかにのって、なーらについたー♪」凄! いったい何日かかったのでしょうか。このことから、奈良公園の鹿は鹿島の鹿の子孫なんですねー。なかには茨城弁の鹿がいるとか、いないとか・・・。信じるか否かはあなた次第・・・。

8.奥宮

 鹿園から奥参道をさらに進むと奥宮があります。タケミカヅチの荒魂が祀られています。徳川家康が奉納した社殿です。凄いですねー。

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 ところで、荒魂(あらみたま)って何?

 神道には一霊四魂説という考え方があります。
 一霊四魂説のもっとも一般的な解釈は、神や人には荒魂(あらみたま)・和魂(にぎみたま)・幸魂(さきみたま、さちみたま)・奇魂(くしみたま)の四つの魂があり、それら四魂を直霊(なおひ)という一つの霊がコントロールしているというものである。和魂は調和、荒魂は活動、奇魂は霊感、幸魂は幸福を担うとされる。(ウィキペディア

9.要石

 前回の香取神宮にも要石がありましたね。大地震を起こす大鯰を押さえつけるための霊石で、その突端がわずかに地上にでており、それが香取神宮鹿島神宮の要石なんですね。いったいどんだけデカいんじゃ、という話ですよね。どんだけー!!
 要石へ向かう道の入口に、ネットでは見慣れたオブジェ(?)があります。

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10.御手洗池(みたらしいけ)

 要石から奥宮の前に戻り、今度は御手洗池を目指します。坂を下っていくのですが、結構、傾斜があります。行きはなんとか行けるけど、帰りはここを登るんかい!?
キツかー! 池の隣に売店があります。ちょっと一服すべ、アイスコーヒーとお団子をいただきました。

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 HPによれば、1日40万リットル以上の湧き水があるとか・・・。

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11.ご朱印と東国三社御守

 祈祷殿・社務所に戻ってご朱印と東国三社御守のシールをいただきました。

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 御守は三面形をしており、私は香取神宮で香取シール貼付済みの本体を買いましたので、鹿島ではシールを買って本体に貼り付けます。青い丸の部分がシールです。

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12.一の鳥居は四つある!?

 私も今回の参拝に当たって事前に情報を収集しましたが、その中に「鹿島神宮の一の鳥居は四つある」ということでした。参道の大鳥居は二の鳥居だったんですね。香取神宮も同じように離れたところに一の鳥居がありましたね。

 東:明石の浜
 西:大船津
 南:息栖神社
 北:戸隠神社

鹿島神宮を中心に、この四つを結んだ中は神域ということですね。

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 ナビちゃんの案内で鹿島神宮を目指していた往路で、利根川を渡る橋を走っていたときに、海の中に立つ赤い鳥居が見えたんです。これが西の一の鳥居だったんですね。さすがに運転中なので写真は撮れませんでしたが、見事な朱色が印象的でしたよ。
 機会を作って一の鳥居巡りもいいかも。

13.まとめ

 さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、有り難うございます。

 さすが、常陸国一宮だけあって、東京ドーム15個分の広さがある境内に、見所もたくさんありました。私はやや急ぎ足で巡りましたが2時間ほどかかりましたので、じっくり巡るには3時間は見た方がいいかも知れません。

 時間を作って、また来たいです。(爺さん、毎日暇でしょう!? たはっ、それを言っちゃおしめぇよ!)

 次は息栖神社ですよー。

 


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