のと爺の古事記散歩

古希+4歳になってしまった爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

古事記の神様と神社・ご近所編Part2(31)~水戸八幡宮

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 建造物、特に本殿が国指定の文化財として知られる神社です。ご覧のように、社号碑にはっきりと國寶と謳っちゃってますね。真正面にある左右確認の鏡(標識)がせっかくの景色を損なっていると思うのは爺さんだけでしょうか。
 ここは茨城県水戸市にある水戸八幡宮(みとはちまんぐう)です。余談ですが(冒頭から余談かよ!)水戸といえば名君光圀公となるんでしょうが、水戸藩廃仏毀釈を指導したのが光圀公で、今となっては多くの文化的財産を失わせたとても残念な人物なんですね。本当は「助さん、格さん、もういいでしょう。」なんて言ってる場合じゃねぇべや!
 たはっ!失礼しました、意見には個人差があります。

 

1.場所

 ここです。

2.御由緒と御祭神

 文禄元年(1592年)、源氏の流れをくむ戦国大名佐竹義宣公により、八幡大神を勧請したのが創祀とのことです。その後、水戸藩は徳川の所領となるが当宮は存続し、尊崇され続け、400年以上経過した今でも水戸総鎮守として多くの人々の厚い崇敬を受けています。
 ということで、御祭神は八幡大神、つまり誉田別尊(ほんだわけのみこと、古事記では、品陀和気命、後の15代応神天皇)とその母である息長足日売尊(おきながたらしひめのみこと、神功皇后)になります。

 HPはこちらです。

 
 神功皇后と言えば、三韓征伐の話が有名ですね。チョロッと読んどきますか?
 

3.参拝

 さて、では参拝しましょう。駐車場から歩いてすぐに一の鳥居があります。周囲の木々の紅葉も綺麗ですね。
 境内はこんな感じですよ。

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 鳥居をくぐり進むと突き当たりになり、左に直角に曲がると参道に出ます。参道右手に社務所があるのですが、由緒ありそう・・・。

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 森に囲まれた参道の先に二の鳥居があり、くぐった右手に手水舎があります。手水舎にお賽銭箱があるのは珍しいですね。

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 すぐ目の前が神門です。歴史観たっぷり、彫刻も素晴らしい!!右大臣、左大臣もいるんですが、写真が下手でよく分からん!

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 神門の正面に拝殿が見えます。

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4.拝殿

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 拝殿を脇から見るとこんな感じ。

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5.本殿

 国宝の本殿です。凄い!言葉になりません! 慶長3年(1598年)は秀吉が没した年です。関ヶ原の戦いが慶長5年(1600年)ですから、そう考えると凄いですねー!安土桃山時代の建物と言うことでっせ!!

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 よーく見ると、左三つ巴の神紋と一緒にお寺の印の卍がありますね。神仏習合の名残なんでしょうか。

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6.摂末社

 境内案内図の通り、多くの摂末社がありますが、そのうちのいくつかを・・・。

〇水天宮 他

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武内宿禰神社 荒魂社、和魂社

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〇天満天神宮

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〇稲荷神社

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7.その他、境内には

〇神楽殿

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〇ご神木 国指定天然記念物 樹齢800年、樹高42m

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 本殿、拝殿と並んでいます。ご神木の大きさを感じて下さい。

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〇左近の桜、右近の桜

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〇烈公御涼所とそこからの景色 いつの間にかこんな高台にいたんですね~。

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8.ご朱印

 八幡宮と天神宮のご朱印をいただきました。

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9.まとめ

 さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、有り難うございます。

 国宝の社殿や天然記念物の大樹を眼前にしても、その価値を正しく理解できないと本当の感動は沸いてこないんじゃないか、なんて考えてしまいました。この歳になってもまだまだ修行が足らんということか!

 ところで、ご近所編Part2も31回目の記事となりました。そこで、これまでをちょっとばかり振り返って見ました。
 私が神社巡りを始めたきっかけは、2018年10月にカルチャーセンターの東京十社巡りに参加したことでした。以降、カルチャーセンターが終了した後も、一人で気ままに続けてきました。そして、今回の水戸八幡宮が参拝92社目となります。複数回参拝した神社もありますので、正しくは92回目と言うべきかも知れません。
 100という大台が見えてきましたので、Part2はあと8記事は書きます。目標は来年3月までに、ですかねー。よろしかったらお付き合い下さい。

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