以前、某カルチャーセンターの神社巡りに参加していたことはお話ししたと思いますが、その後、コロナ禍もあってしばらく途絶えています。ずっーとぼっち神社巡りをしているので、そろそろどこかで募集していないかなと思い、いくつかのカルチャーセンターの4月からの募集記事を見ていたところ、ひとつあったんですね。
ところが、正式参拝なので男性はネクタイ着用とあるんです。えーっ、神社巡りにもドレスコードかぁーい!!
どんなところへ行くのか見てみると、月1回×6ヶ月のほとんどが東京、神奈川方面なんですね。このコロナ禍で東京、神奈川方面行きの電車に乗るのはちょっとキツイよなーと思っていたら、一つだけ埼玉県の神社がありました。しかも拙宅からそんなに遠くない。よっしゃ、そこへ行ってみっぺと思い行って来ましたよ。蕨市にある和樂備神社(わらびじんじゃ)です。前置きが長かったですね。(;゚ロ゚)
1.場所
ここです。
2.御由緒と御祭神
いただいたパンフにはとても詳しく書いてあるのですが、ここでは簡略します。
「当社は、明治44年(1911年)に蕨町の村社八幡社に町内の無格社18社を合併して、社名社号を和楽備神社と改称した。八幡社の創建は明らかでないが、社伝によると蕨を所領とした足利将軍家一族、渋川氏が蕨城を築き、八幡大神を奉斎したことが始まりであるという。」
このような経緯から、御祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと)、そして合併18社が祀っていたスサノオ、アマテラス、コノハナサクヤ、ウカノミタマ等になります。
当社のHPはこちらです。
3.八幡信仰
ここでちょっと八幡信仰について考えて見ます。爺さんのブログでは滅多にないアカデミックな話です。
八幡信仰 全国で7800社あまりで、神社の信仰グループでは最多。
本宮 大分県宇佐神宮
祭神 誉田別命(15代応神天皇)
創建 29代欽明天皇の時代、宇佐の池の畔に応神天皇が童子の姿で現れ、自分が
八幡大神だと告げた。そこで、この地に社を建立した(725年)。
八幡神が多くの信仰を集めた要因はなんだったのか、爺さんの乏しい知識の中では二つ考えられます。
一つは、神護景雲3年(769年)の道鏡事件で、道鏡の野望阻止の託宣を下したことで皇室の守護神となったこと、もう一つは源氏によって鎌倉に勧請され、頼朝が鶴岡八幡宮を建立し鎌倉武士の守護神となったことです。
こうして、皇室や武士の守護神として全国に勧請されるようになっていったのです。
チャンチャン! このくらい知っておけばええんちゃう?
4.参拝
埼玉県道117号線から、大鳥居前の駐車場に入ります。
鳥居を入ってすぐ左手に手水舎があります。
手水舎の先に狛犬がいるのですが、ちょっとばかり雰囲気が違いますね。左右とも口が開いている阿形です。台座の形も珍しいですね。あとで分かったのですが、台湾製の狛犬なんですって。ひぇー!! そう言えば髪型(?)も個性的!
5.拝殿
正面が拝殿になります。平成八年に不審火で焼失し、翌年に再建したそうです。
6.本殿
拝殿脇から本殿の裏側まで回ることができます。そこには鳥居もありました。
7.摂末社
境内には多くの摂末社がありますが、主なものをいくつか。
〇稲荷社
〇建築祖神
〇天神社
〇御嶽碑
〇榛名神社
〇稲荷祠
8.その他境内には
〇神楽殿
〇神輿殿
〇力石
〇授与所
9.ご朱印
書き入れでいただきました。
10.まとめ
さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、有り難うございます。
ネットを見ていて偶然見つけた神社なのですが、隅々まで綺麗に手入れがされていてとても気持ちよく参拝できました。コロナ禍なのに県を跨いでしまいましたこと、ご容赦下さい。なにしろ千葉県は南北に長いので、北西部居住者は千葉南部へ行くより埼玉県東部、中央部の方が近いものですから・・・。
もう一つのブログ「のと爺のお寺散歩」もよろしくお願いします。
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