前回、越谷香取神社の本殿彫刻が凄いとご紹介しましたが、今回の埼玉県八潮市にある大曽根八幡神社(おおそねはちまんじんじゃ)も同様に凄いんです。「彫刻のお社」という別名があるとのことですが、納得です。これまでも彫刻が素晴らしい神社は何社かありましたが、ここはそのトップクラスではないかと思いました。(意見には個人差があります。)
1.場所
ここです。
2.御由緒と御祭神
ネットでHPを調べましたが見当たりませんでした。境内の由緒板を見ると歴史ある神社であることが分かります。
文亀二年(1502年)に勧請されたが、一説には後三年役に源義光が兄・源義家援軍のため寛治元年(1087年)に花俣郷から綾瀬川を渡河し、大曽根の地を経て東国に赴いたころより八幡神を奉斎されたとも伝えられる。
御祭神は八幡神こと誉田別命(ほむたわけのみこと・応神天皇)です。八幡神についてはこれまでに何度か書いてきましたので、今回は省略します。
3.参拝
県道102号線に面して一の鳥居が建っています。
扁額の文字は判読しがたいですが、八幡神社でしょうか。柱の裏には天保15年の日付が見えました。
鳥居をくぐって直進すると突き当たりにお寺があります。かつての別当寺だと思われます。突き当たりを右折すると参道になります。ここを進むと、二の鳥居、三の鳥居と続いていきます。
由緒板によれば、一の鳥居は天保15年(1844年)、二の鳥居は宝暦11年(1761年)、三の鳥居は文化6年(1809年)にそれぞれ建立されたが、いずれも安政2年の地震で崩落し、安政5年(1858年)に再建されたものとのことです。凄!
さて、三の鳥居の先が拝殿です。
4.拝殿
拝殿に上がる階段の手前に手水舎があります。
本殿、拝殿とも明治28年(1895年)に改築されたものが現存しています。
階段を上がるとユニークな表情の狛犬が迎えてくれます。
とても重厚感のある拝殿で、彫刻も見事ですね。
5.本殿
拝殿脇から本殿に回れます。またまた細かい彫刻が目に入ってきます。本殿扉前の柱には龍が巻き付いています。よーく見ないと頭がどこか分かりませーん。そして壁面は神話に基づいた彫刻です。
これは八岐大蛇退治の場面です。左側にスサノオとクシナダヒメ、右側が大蛇ですね。
今度は天岩戸事件です。左側にアマテラス、右側にアメノウズメがいます。
こちらは神武東征の場面ですね。左側が神武一行、右側に八咫烏がいます。
床下部の彫刻も細かいです。
6.境内社
〇稲荷社
〇天神社
7.ご朱印
8.まとめ
さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、有り難うございます。
社殿の彫刻の素晴らしさが伝わりましたでしょうか。明治28年(1895年)改築の社殿がそのまま現存しているのですが、細かい彫刻が劣化していないのが凄いですよね。
大曽根一帯の皆さんの信仰を感じられる素晴らしい神社でした。
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