今回は、慶長5年(1600年)7月、徳川家康が奥州出陣の途中に同社境内で休息したという故事がある神社です。埼玉県川口市にある鳩ヶ谷氷川神社(はとがやひかわじんじゃ)に行って来ました。1600年といえば関ヶ原の戦いが9月ですから、家康が当社で休んだのが7月ということは、会津の上杉征伐の途中ということでしょうか。
1.場所
ここです。
2.御由緒と御祭神
氷川神社は東京、埼玉近郊に280社あるといわれています。その総本社はさいたま市大宮区にある武蔵国一宮氷川神社です。そして当社は、旧鳩ヶ谷宿場町の中心地、日光御成街道(現在の県道105号線)の高台に鎮座し、創立は応永元年(1394年)と伝えられています。
氷川神社の御祭神は須佐之男命です。当社はスサノオと妻の稲田姫命をお祀りしています。御神徳は厄除け、縁結び、夫婦円満ですね。
HPはこちらです。
スサノオは八岐大蛇を退治して稲田姫命を娶りましたね。再確認しておきましょう。
3.参拝
県道105号線から西へ住宅地の細い道路を入っていくと一の鳥居が見えてきます。朱色の両部鳥居ですね。鳥居の手前の駄菓子屋さんのガチャガチャがレトロです!
雰囲気がいいですねぇ~、上り坂の参道を行くと二の鳥居が見えてきます。両サイドは枝落としされていますが、銀杏の木ですね。
マンホールに鳩が描かれています。以前あった鳩ヶ谷市は、今は川口市に合併されています。
小さな階段を上がるとすぐ三の鳥居があり、ワイルドな狛犬が迎えてくれます。台座には大正5年(1916年)とありました。
左手に手水舎です。水神社の石碑がありますね。水盤の日付は寛政10年かな?
そして正面に立派な神門があります。平成5年(1993年)に御鎮座600年を記念して造営されたそうです。凄!
4.拝殿
神門をくぐると、すぐ目の前が拝殿です。昭和11年(1936年)に改築されたそうです。右が神門、左が拝殿。ちかっ!!
5.本殿
拝殿脇から本殿をぐるっと回れます。元禄年間に再建され、何度も改修されてきたそうですが、保存状態が凄く良いですね。
6.境内社
拝殿、本殿を囲むように多くの境内社があります。
〇須賀社
〇天満宮
〇浅間社
〇三峯社
〇弁財天
〇稲荷社
〇古峯社
7.ご神木
本殿脇に見事なご神木があります。社務所でお伺いしたら樹齢150年ぐらいとのこと。神木前の小さな花壇がハートマークです。カワユイ!
8.その他境内
社殿裏には力石、笑う少女像(置かれているわけは不明です)。
9.ご朱印
10.まとめ
さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、有り難うございます。
鳩ヶ谷総鎮守として地域から崇敬を集めてきた神社です。鳩ヶ谷という地方都市ですが、歴史的には重要な街道の宿場町として栄えてきた地域なんですね。社殿が新しいこともあるのですが、全体としてとても綺麗に整備されている神社で、とても気持ちよく参拝できました。リピーターになっちゃうかも~。
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