近年、「二宮」つながりで「嵐」ファンの聖地と言われている神社があることをご存じでしょうか。それが千葉県船橋市にある二宮神社(にのみやじんじゃ)です。また、一定地域の方しかご存じないかと思いますが、船橋市非公認の人気キャラクターであるふなっしーとコラボした御守も頒布されていることなどから、若者を中心に人気があるようです。しかし、それだけではありません。歴史的にも素晴らしい神社なんです。
実は、爺さんも愛読書情報で初めて知った神社で、前回の菊田神社とつながりがあるとのことから行って来ました。
1.場所
ここです。
2.御由緒と御祭神
社務所でいただいたパンフによれば、当社の創建は弘仁年間(810~823年)に、嵯峨天皇の御勅創によるものと伝えられています。延喜5年(905年)に編纂された延喜式神名帳千葉郡二座の一座に寒川神社とあり、これが当社であったと言われています。
現在の社名になった正確な年代は不明ですが、鎌倉時代にはすでに「二宮神社」と呼称されていたようです。
御祭神は、建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)、櫛稲田比売命(くしなだひめのみこと)、大國主命(おおくにぬしのみこと)です。この三柱の神様の関係はお分かりですよね。
八岐大蛇退治事件でスサノオとクシナダは夫婦になり、オオクニはスサノオの六代孫です。
当社のHPはこちらです。
八岐大蛇退治事件を復習しましょう。
3.参拝
閑静な住宅街の通りに面して一の鳥居があります。木造の両部鳥居ですね。
鳥居をくぐると石段になっており、一旦参道を下っていきます。
ほどなく、再び石段があり、これを上ると二の鳥居とご神木の大銀杏があります。
二の鳥居も両部鳥居ですね。ご神木は樹齢400年と言われています。
鳥居の脇には狛犬です。年代は確認できませんでしたが、尾立て狛犬なので江戸時代のものと思われます。
鳥居の右手には手水舎です。水盤の文字、読めませ~ん!
4.拝殿
現在の社殿は安永年間(1772~1781年)に再建されたものです。凄!
拝殿前の狛犬です。台座には大正八年の日付があります。
5.本殿
本殿は船橋市指定有形文化財になっています。細かい彫刻が施されていますが、近づける範囲に限りがあり、何を表現している彫刻なのか分かりませんでした。
6.境内
一の鳥居から石段を降りてすぐ左手に保食神
参道脇の水路。この水脈が前回の菊田神社の神池と繋がっているとか。スゲーッ!
神楽殿。境内でなぜか、これだけが朱色。
神輿庫
神輿庫脇に大神宮
社務所と授与所
東側道路には歌碑? なんて書いてあるんでしょうか。
7.ご朱印
書き入れでいただきました。
8.まとめ
さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、有り難うございます。
一の鳥居からの参道はいったん低くなり、谷を横断して進むようになっています。とても珍しいですね。また、パンフによれば、当社を含む近隣九社で七年に一度行われる七年祭は、室町時代にまでその起源を遡るとのことです。見てみたいですね。
「嵐」ファンの聖地で人気ですが、実はとっても歴史ある神社なのです!
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