チコちゃん風に質問、「ねぇねぇおかむらぁ~、なんで神社の手水舎には龍がいるの?」 どうでしょうか、皆さんならなんて答えますか?「ボーッと生きてんじゃねぇーよ!」と言われないようにね。
もちろん諸説あると思いますが、古来より神聖な生き物とされてきた龍の口から出る神水で身を清めてから神様に参拝するため、なんだろうと爺さんは思っています。そして、この龍が神格化され、箱根の九頭竜大社や長野の戸隠神社のように神として祀っている神社もありますね。こういう神社が近くにはないのかなぁ~と探していたら、近くではありませんがありました。
東京都西東京市にある田無神社(たなしじんじゃ)です。なんでも、龍神様が五体も祀られている屈指のパワースポットだとか・・・。ほんじゃ、行ってみっぺ!
1.場所
ここです。
2.御由緒と御祭神
当神社のHPを見ると詳細が書かれているのですが、爺さんの錆びた脳ミソでは一度や二度読んでもなかなか難しく、ブログで説明するにはとても無理です。ということで、メチャメチャ簡単に言うと、創立は13世紀の鎌倉時代、御祭神は尉殿大権現(じょうどのだいごんげん)と言う豊穣と除災の守護神で、その姿は金龍神と言われています。
しかし、この大権現様もなかなか難しく、日本書紀では級津彦命(しなつひこのみこと)、またの名を級戸辺命(しなとべのみこと)といい、古事記では、イザナギ・イザナミの神生みで成った風の神の志那都比古神(しなつひこのかみ)という名前だけ出て来ます。このシナツヒコとシナトベは同一神だとか、いや別々の神だとか諸説あるのですが、とても面倒は話なのでこのへんで止めます。
また、大国主命は明治の神仏分離令後に合祀されたようです。
詳しくお知りになりたい方はHPをご覧下さい。
3.参拝
では、参拝しましょう。青梅街道に面して一の鳥居があります。
鳥居の先は階段になっていて、子取りの狛犬が迎えてくれます。台座には大正七年とありますね。
そして二の鳥居がすぐ目の前に見えますが、右手前に手水舎があります。白龍の水ですね。花手水はいつ見ても綺麗です。
正面に社殿があります。おっと、年季の入った狛犬が居ます。顔が影になってしまって見にくいですかね。
4.拝殿
拝殿は明治8年(1875年)の建築だそうです。あちこちに見事な龍の彫り物が施されていますね。凄いです!
5.本殿
本殿は安政5年(1858年)に建てられたとのことですが、覆殿になっていて直接見ることはできません。年に一度ぐらいご開帳されるそうです。知らんけど!
6.五行思想と五龍神
またまた難しい話で・・・。古代中国に始まった五行思想とは、万物を創世している火、水、木、金、土を基にしたもので、その思想に基づき五色に対応した龍がいる。その五色とは青、赤、金、黒、白。ちょっと、何いってんのか分かんない・・・。
①赤龍・・・南方の守護神
一の鳥居をくぐったすぐ右にあります。学業成就、勝負運、出世運。
②白龍・・・西方の守護神
参道を挟んで手水舎の向かいにあります。金運、良縁成就。
③青龍・・・東方の守護神
拝殿右奥にあります。 スポーツ芸能の技芸向上
④黒龍・・・北方の守護神
本殿左脇にあります。身体健全、夫婦円満
⑤金龍・・・中央の守護神
本殿の中にあります。運気向上、幸福招来
これはHPから拝借した本殿の写真です。この中に金龍が居るんですね。
そして、五龍神に相応したご神木(銀杏)があります。金龍は拝殿左に、他の四神は境内右側に並んでいます。
金龍ご神木
四龍ご神木 左から黒、白、赤、青
7.境内社
数多くあるので、代表的なものを。
〇野分初稲荷神社
〇煩大人神社
〇津島神社
8.その他境内
〇撫龍・・・龍と玉を撫でて昇運を授かりましょう
〇おみくじ処・・・やたらおみくじの種類が多いです。こんなに多いのも珍しい!
〇参集殿・・・ここにも九頭竜がいました。
〇授与処
9.ご朱印
10.まとめ
さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、有り難うございます。
もちろん、私も初めて参拝したのですが、鈍感な爺さんでも一の鳥居をくぐったとたんにビシバシとパワーを感じました。そんなの気のせいだろうと仰るかも知れませんがなぜか境内の空気感が違うんです。機会がありましたら皆さんも是非いらしてみて下さい。それと、おみくじ処には驚きました。こりゃ、女性には人気があるでしょうね。
さて、龍神様のパワーをいただきましたので、今年も全力で神社巡りをしまっせ!!
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