2016年まで少年雑誌に連載されていた「こちら葛飾区亀有公園前派出所」こと「こち亀」というコミックをご存じと思います。この舞台となった東京都葛飾区亀有に亀有香取神社(かめありかとりじんじゃ)があります。実は、JR亀有駅は、私のサラリーマン人生最後の15年を勤めた会社の最寄駅であるため、とても愛着がある駅です。
ただ、そのころは神社巡りは全く頭になかったので、神社の存在すら知りませんでしたが、参考文献を見ていてその存在を知り、亀有という懐かしい響きに引かれ行って来ました。
1.場所
ここです。
2.御由緒と御祭神
鎌倉時代の建治二年(1276年)、当時亀有の地は下総国葛西御厨亀無村と呼ばれ、香取大神宮の神領地であったことから、本宮の御分霊(経津主大神・ふつぬしのおおかみ)をお迎えし、村の鎮守様としてお祀りされました。その後、鹿島(武甕槌大神・たけみかづちのおおかみ)、息栖(岐大神・くどのかみ)の両大神を合わせお祀りし、東国三社の三社明神のお社として人々を守り続け、約740余年を経て現在に至ります。
尚、「亀有」という地名は「亀無」の「なし」を嫌って、江戸幕府により正保元年(1644年)から「亀有」としたようです。また、東国三社とは香取神宮、鹿島神宮、息栖神社を言います。
当社のHPはこちらです。
3.参拝
では参拝しましょう。
東京の大動脈である環状七号線(環七)に面して建つ鳥居と、環七を跨いで交差点を少し進んだアリオ側に建つ鳥居があります。ほぼほぼ隣同士に建っているのでどちらから入ってもいいのですが、アリオ側が表参道になります。
そして、鳥居の前には神亀といわれている亀像があります。一応、阿吽の形態になっているので狛亀といってもいいのでしょうか。亀有ならではですね。
でも、亀というより玄武(これも亀の一種ですが)のイメージですね。ちょっと恐!
台座には平成21年とありました。
鳥居をくぐると右手に手水舎ですが、水盤に水も柄杓もありませんでした。
そして、正面が拝殿です。
4.拝殿
現在の社殿は昭和42年(1967年)に改築されたものです。コンクリート製なので、木造とは趣が違いますね。色合いは素敵だと思いました。狛犬の表情もいいですね。
お賽銭箱にも亀さんが。
5.本殿
ハート型の猪目にお気づきでしょうか。
6.境内社
〇道祖神
〇社殿の周囲に多くの末社
7.その他境内
〇環七側鳥居
〇なぜか世界一のケーキ屋さんが境内にあります。
世界大会でチャンピオンになったパティシエの店「ラ・ローズ・ジャポネ」
私も甘い物は好きなので思わず引き込まれそうになりましたが、体重制限中なのでここはグッと我慢の大五郎でした。
〇神楽殿
〇斬新な造りの社務所
8.ご朱印
書き入れでいただきました。
9.まとめ
さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、有り難うございます。
10数年ぶりに亀有駅におりましたが、ほとんど変わっていませんでしたね。ただ、そう言ってる私は確実に老いてきましたけどね。ガーン、オーマイガッド!
東国三社の御祭神を合祀している神社は珍しいと思います。2020年に三社巡りをしましたが、そろそろもう一度巡ってみようかな。
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