東京都心で、へぇ~、こんな所に神社があるんだ~、と思うことがままありますね。千代田区永田町に東京10社のうちの1社の日枝神社があります。私はほぼ2年前に参拝しましたが、今回訪れたのはその摂社の日本橋日枝神社(にほんばしひえじんじゃ)です。都心のビルに囲まれた所にある神社なのですが、ここの狛犬さんが、チョー珍しいという情報を得て行って来ました。どう珍しいかは後ほど・・・。
1.場所
ここです。
2.御由緒と御祭神
永田町の本社と同じく主祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)です。古事記ではスサノオの子の大年神の子として名前だけ登場し、近江国の日枝山(比叡山)に坐すと書かれています。
当社は天正18年(1590年)、徳川家康が江戸城に入城し、日枝大神を崇敬されて以来、御旅所(おたびしょ)のある八丁堀北嶋祓所まで神輿が船で神幸されたことにはじまります(パンフより)。御旅所とは、祭礼の神輿渡御に際し、本宮を出た神体を乗せた神輿を迎えて仮に奉安する所を言います。言ってみれば、仮の宮というところでしょうか。
家康の名前が出たということは、そうとう歴史的にも意味深い神社だと推測されますね。この摂社日枝神社(日本橋日枝神社)が茅場町交差点のすぐ近くにあるんです。
HPはこちらです。
私が日枝神社本社を参拝した時の過去記事です。良かったら読んでね!
3.参拝
地下鉄茅場町駅から地上に出て1分ぐらい歩くとこんな所に行き着きます。確かに、ビルに挟まれた奥に鳥居が見えますね。
鳥居の手前左に手水舎があります。
この石鳥居は、もともと日枝神社(本社)石段下にあったもので、昭和36年に移設されました。
4.鳥居の先に珍しいスタイルの狛犬
一見して分かりますね。天を仰いでいます、上向きなんです。私も百数十社参拝してきましたが、このスタイルの狛犬は初めてです。関東大震災復興と運気上昇を願って昭和9年6月に奉献されたものです。思わず見入ってしまいました。
そして、もう一つ気づきました。着衣があるので見づらいですが、首に飾り物のようなものがあります。これも初めて見ます。足の形も今まで見慣れてきたものとは違いますね。爪が鋭い!
5.社殿
昭和20年の東京大空襲により被災したが、昭和41年、平成22年にそれぞれ修理工事を施された社殿が現在のものです。鳥居をくぐってすこし右寄りなのも珍しいですね。
本殿です。
6.兼務社
境内に兼務社の明徳稲荷神社があります。
7.その他境内
ご神木などの銀杏が見事でした。
社務所です。
8.ご朱印
書き入れでいただきました。
9.まとめ
さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、有り難うございます。
都心にある神社ながら、この一画だけは空気感が違いましたね。狛犬を始めとして、これまで参拝してきた神社とは違った特色があり、参拝して良かったと思いました。
このように独自の特色ある神社がまだまだあるでしょうから、いろいろ情報を集めていきたいと思っています。
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