皆様は「五月晴れ(さつきばれ)」の本来の意味をご存じでしょうか。いきなり上から目線で申し訳ありません。ここでいう「さつき」とは旧暦の五月のことで、現在の新暦では六月を言い、その梅雨の時季の晴れ間を五月晴れと言うんですね。(実は、爺さんも最近NHKを見ていて知ったのです。いまごろかぁーい!)
今日(6月13日)はまさに五月晴れの日、どこか行きたいと思っていろいろネットを見ていたら、おお!あじさいまつり開催中!いいねぇ~。
ということで行ってきました。文京区白山にある白山神社(はくさんじんじゃ)です。ここは東京10社のうちの1社で、爺さんは2018年12月以来の参拝となります。
1.場所
ここです。
2.ご由緒とご祭神
HPが見当たらなく、境内の由緒板が全く読めないので、神社庁東京10社案内から拝借しました。(西暦は私が追記)
天暦二年(948年)加賀一宮白山神社を現本郷元町に奉勧請す。建武四年(1334年)足利尊氏公により国家平安御祈願所に命ぜられる。元和二年(1616年)徳川秀忠公の命に依り巣鴨原へ遷座、慶安四年(1651年)徳川家綱公の用地と相成り、明暦元年(1655年)現社地に移奉す。後に五代将軍綱吉公と生母桂昌院の信仰を受け、小石川の鎮守となる。近年6月には3000本のあじさいが群れ咲き、あじさい神社として都心の新名所となっている。
ご祭神は、菊理姫命(くくりひめのみこと)、伊弉諾命(いざなぎのみこと)、伊弉冊命(いざなみのみこと)の三柱の神様です。
さて、イザナギ、イザナミはよくご存じと思いますが、ククリヒメはいかがでしょうか。
3.菊理姫命について
多分、皆様はあまりなじみのない神様だと思います。(北陸方面の方は別かも)
この神様は日本書紀一書(第十)にちょっと出てくるだけで、古事記には登場しません。
どんな場面に出てくるかというと、黄泉の国で変わり果てたイザナミを見てしまったイザナギが必死で逃げ出し、黄泉平坂で二人(二柱)が壮絶な夫婦喧嘩をしている場面です。1000人殺すとか、1500人産むとか言い合っている時にどこからかククリヒメが現れ、イザナギに何事か言います。そして、これを聞いたイザナギはその場を立ち去っていくのです。何を言ったのかは全く書かれていないので分かりません。こんなことから男女の仲をとりもつ神とか、縁結びの神とか、商談成立の神とか言われるようになったのです。
ククリヒメは出てきませんが、古事記での場面です。
4.参拝
地下鉄白山駅から地上に出たら、そこはもう参道です。平日のお昼近くというのに多くの人で賑わっています。他に行くとこないんかぁ~い! お前もな!
参道の先に大鳥居があり、鳥居をくぐり階段を上るとちょっとシャレオツな門です。
大鳥居は明治22年、社号碑は大正7年、門には明治43年の日付がありました。
門の先には左手に手水舎、右手に拝殿ですが既に密状態です。なるべく参拝の皆さんが映らないように撮りましたが、なかなか無理な状態です。
拝殿前にはなぜか目が金色の狛犬です。君たちはウルトラマンかぁーい!
5.拝殿
はやくも拝殿前は行列ができています。彫物が見事ですね。
6.本殿
7.境内社
〇八幡神社
〇松尾神社
〇合祀社
8.あじさい
種々なあじさいが咲いていますが、知識皆無の爺さんには説明できません。(-_-;)
9.こみぐあい
校外授業でしょうか。子供たちも大変だぁね~。
10.ご朱印
11.まとめ
さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、有難うございました。
いやぁ、予想通りとはいえ平日昼でも混んでましたね~。老若男女、皆さん熱心に写真を撮っていましたよ。しかし、花を愛でるというのはいいもんです。知識皆無の私でも、単純に奇麗だなと思いながら楽しめました。
冒頭、五月晴れの話をしましたが、現在では新暦五月の快晴を五月晴れと言っても誤りではないそうです。時代とともに言葉使いも変わっているということですね。
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