のと爺の古事記散歩

古希+4歳になってしまった爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

古事記の神様と神社・ご近所編Part3(54)~千住本氷川神社~ラジオ体操発祥の地

 誰もが経験したであろうラジオ体操。夏休みに参加印を押してもらう紙を首から下げて学校へ走っていったのを今でも覚えています。爺さんは今でも第一、第二体操をできるだけ毎日やるようにしています。真面目にやると結構うっすらと汗をかき、いい運動になります。
 東京都内にはラジオ体操発祥の地と言われる所が数か所あるそうで、そのうちの一つが足立区にある神社だということをネットで知り、早速行ってきました。足立区千住にある千住本氷川神社(せんじゅもとひかわじんじゃ)です。

 

 

1.場所

 ここです。

2.ご由緒とご祭神

 鎌倉時代後期の徳治2年(1307年)に下総国千葉氏により牛田(地名)に氷川社として創建されました。そして、千住が宿場町として栄えた江戸初期に現在地に分社が建てられました。明治に入り牛田氷川社を合祀し現在に至ります。その間、昭和45年(1970年)社殿を新築しています。
 氷川神社なので、ご祭神は素戔嗚尊スサノオ)です。

 当社HPはこちら。


 乱暴者だったスサノオ高天原から追放されますが、八俣遠呂智を退治したことでクシナダと結婚し、それから人(神?)が変わり、すっかり文化人(神?)になっちゃいますよ。日本で初めて和歌を詠んだのはスサノオです。アキサミヨー!
(あっ、この朝ドラ、終わっちゃいましたね。非難噴出でも何のその、スピンオフをやるそうです。さすがNHK、やり放題じゃ!)

 過去記事はこちら。

3.参拝

 北千住駅前のメインストリートから路地を入ると、まもなく鳥居が見えてきます。


 立派な石鳥居です。柱には昭和61年建立の日付がありました。鳥居をくぐると参道の上は藤棚になっています。千住七福神を祀る神社でもあり、境内社大国主命が祀られています。大黒天の看板はその表示です。


 そして、すぐ先には二の鳥居があります。明治十年の日付がありました。


二の鳥居の先、左手に手水舎があります。


 獅子の口から水が出るのは珍しいですね。


 正面に社殿がありますが、これは旧社殿らしいので、右手の拝殿から先にお参りしました。社殿前には狛犬がいますが、尻尾を高く上げた珍しいスタイルでした。奉納年月は分かりませんでした。詳細は分かりませんが、このスタイルは江戸構えというそうで少なくとも江戸時代以降に作られたもののようです。

4.社殿

 現在の社殿は昭和45年に新築されたもので、旧社殿が参道正面にあった境内社なんだそうです。社殿の扁額に神社名でなく、ご祭神名が書かれているのも珍しいですね。
お賽銭箱には祇園守紋がありますね。

5.境内社

 〇旧社殿 大黒天が祀られている。さすが旧社殿だけあって彫刻なども見事です。足立区の文化財に指定されています。


〇三精稲荷

6.その他境内

 〇銀杏大木 ご神木の表示はありませんが、神楽殿脇の銀杏は見事です。


〇石灯籠 一の鳥居脇にひっそりあったのですが、結構時代もんです。文久二年か?


〇ラジオ体操発祥の地碑 足立区での発祥地という意味かも? 年中無休は凄い。


社務所

7.ご朱印

 書き入れでいただきました。

8.まとめ

 さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、有難うございます。

 足立区でのラジオ体操発祥の地であることは間違いないですね。年中無休も凄いですが、何時からやっているのか時間が書いてありません。書いてなくとも地元の方はご存じなんでしょうね。昭和感たっぷりや!

 


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