のと爺の古事記散歩

古希+4歳になってしまった爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

古事記の神様と神社・ご近所編Part3(55)~金刀比羅宮東京分社~水道橋のこんぴらさん

 お金が大好きな(だけど2千万など夢のまた夢やーっ!)爺さんが、金運アップを祈念してこんぴらさんへ行ってきました。といっても四国まで行けないので、東京都文京区本郷にある金刀比羅宮東京分社(ことひらぐうとうきょうぶんしゃ)です。

 

 

1.場所

 ここです。

2.ご由緒とご祭神

 香川県金刀比羅宮が総本社で、東京分社はその末社になります。創建は文政2年(1819年)板橋市左衛門という名主が板橋の屋敷に金刀比羅大権現を勧請して祀ったことが始まりと言われています。明治21年1888年)に神田和泉町に遷り、讃岐金比羅宮境外末社になりました。そして数度の移転の後、昭和39年(1964年)に現在地に遷座水道橋のこんぴらさんとして親しまれています。住所は本郷なのですが、近くを神田川が流れ、水道橋という橋が架かっており、JRや都営地下鉄の駅があります。
 ご祭神は大物主命倉稲魂命です。

 当社HPはこちらです。

3.参拝

 都営地下鉄三田線水道橋駅から地上に出ると白山通りに出ます。通りを挟んだ向かい側は東京ドームシティです。そして、白山通りから一つ奥に入った閑静な通りに面して当神社があります。
大鳥居には「しあわせさん こんぴらさん」の横断幕があり、参拝者を歓迎してます。


 大鳥居をくぐると正面に拝殿が見えます。境内はそれほど広くないので見渡すことができますが、全体的に緑に覆われている感が強いです。
 一対の石灯籠には鹿が彫られています。参道にかぶっているのは桜の木でしょうか。花が咲いたらきれいでしょうね。


 右手に手水舎があるのですが閉鎖されています。


 正面が拝殿ですが、その手前に樹木に隠れるように狛犬がいます。かなり年代物で一部欠けていますが、子取り玉取り狛犬と思われます。お顔やスタイルも特徴的です。台座を見ると嘉永二年とあります。1849年ですね、ペリーが浦賀に現れたのが嘉永6年です。黒船来航より前! 古!!

4.拝殿

 重厚感ある拝殿です。

5.本殿

 拝殿の脇が駐車場になっており、そこから本殿の屋根だけを見ることができます。

6.境内社

 駐車場の一角に水道橋稲荷社があります。

7.社紋

 金刀比羅宮の社紋と言えば丸金(まるこん)ですが、大鳥居脇の提灯には難しい字が書かれています。これは金の古字のようで、この古字社紋は香川県の総本社から正式に境外社(分社)として認められた6社のみ使用できるのだそうです。こんぴらさんは全国に600社あると言われていますから凄いことですよね。にわか知識で詳細は分かりませんが6社とは、東京、出雲、神戸、松山、尾張、鳥羽の各分社です。

8.ご朱印

 社務所前にも大きな石がありますが、なんじゃろ?

 御朱印は意外とすっきりしています。

9.まとめ

 さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 こんぴらさん系の神社は初めて伺いました。まるこんはもちろんですが、狛犬も他にはない個性的なものでした。そして金刀比羅宮自体の歴史も相当に深いものがあるようです。やはり、機会があったら四国の総本社を訪れてみたいものです。問題は資金ですけど、年金暮らしではどうでしょうか・・・。

 


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