のと爺の古事記散歩

古希+4歳になってしまった爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

古事記の神様と神社・ご近所編Part3(92)~龍ケ崎八坂神社~本殿彫刻が凄い!

 久しぶりにドライブに行きたい、でも長時間は避けたいなんて考えていたら、ふと思い出しました。ネットか案内本か忘れましたが、本殿の彫刻が半端ない神社が龍ヶ崎にあるらしい。龍ヶ崎なら片道1時間で行ける、ということで行ってきました。茨城県龍ヶ崎市にある龍ヶ崎八坂神社です。

 

 

1.場所

 ここです。

2.ご由緒とご祭神

 当神社は源頼朝の家臣下河辺政義(しもこうべまさよし)公が、文治2年(1186年)に領地龍ヶ崎市貝原塚の領民を引き連れ、沼沢の地であった根町を干拓した際に、貝原塚の鎮守神社である八坂大神の分御霊を祀ったのが草創と伝えられます。下河辺氏は現竜ケ崎一高の台地を城となし、龍ヶ崎氏とも称されて250年余りこの地を治めておりましたが、永亨、嘉吉の乱にて足利持氏方につき、結城合戦にて滅亡し、代わって信太郡信太庄の地頭職であった土岐原秀成の治めるところとなりました。現竜ケ崎二高の台地を城となした子孫の土岐胤倫(たねとも)公は、龍ヶ崎第二次干拓を行い、誕生した良地の上町の当地に天正五年(1577年)に根町より八坂神社を遷し祀り現在に至っております。関東三奇祭の一つと言われる当社祇園祭りの神事「撞舞」(つくまい)はその頃より行われていると伝えられております。(当社HPより)
 御祭神は、建速須佐鳴神(たけはやすさのをのかみ)と奇稲田姫(くしなだひめのかみ)のご夫婦二神です。


当社HPはこちら。


そして、スサノオクシナダヒメのなれそめはこちら。

3.参拝

 市内の商店街通りに面して位置しており、とても分かりやすいです。境内も狭く、通りからすべて見渡せます。


▼一の鳥居から参道を進むと手水舎があり、そこから右直角に二の鳥居があります。
手水舎には大きな龍の頭があります。こういうのは珍しいかも。


▼水盤の日付は宝永二年(1705年)でしょうか。


二の鳥居です。


▼二の鳥居の先に拝殿ですが、その手前に特徴的な狛犬です。

4.拝殿

 幾度かの再建を経て、現社殿は平成26年竣工のものです。軒下や木鼻の彫刻が素晴らしいですね。

5.本殿

 説明板によると、現本殿は正徳六年(1716年)に再建されたもののようです。ただ、本殿はもちろん、建屋もかなり老朽化しており、骨組みなどで本殿が見づらいのが残念なところ。全面彫刻に見る当時の宮大工の技術の高さは素晴らしい。

6.境内社

▼龍ヶ崎稲荷神社


▼三社(神様不明)

7.その他境内

▼ご神木?


▼石碑、石祠等


社務所

8.ご朱印

 社務所がお留守でしたので、書き置き分をいただいてきました。

9.まとめ

 さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 天気もよかったので、気持ちよくドライブを兼ねた神社参拝ができました。
当社に限らずですが、こじんまりした地方の神社でも文化的には凄く価値がある(と思われる)社殿等を時々見かけますよね。当時の技術は現代に劣らない高度なものだったことが良く分かりますね。いつまでも残していきたいものです。

 

 

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