律令国で最も格式の高いとされた「一宮、または一之宮、一の宮」と言われる神社がありますね。原則は一国一社なんでしょうが、現在の行政区分と合わせてみると、当然の話ですが複数の一宮が存在する都道府県があります。例えば、私の住む千葉県では4社(香取神宮、玉前神社、安房神社、洲崎神社)あります。(香取、玉前は参拝済)
今回訪れたのは、埼玉県(武蔵国)に2社ある一宮のうちの1社の氷川女體神社(ひかわにょたいじんじゃ)です。
1.場所
ここです。
2.ご由緒とご祭神
創建は第十代崇神天皇の御代(在位BC97年~BC29年)と言われています。いやはや、2000年以上も前ですね。実際は奈良時代に建立されたという説もあるようです。いずれにしろ中世以降は武士の崇敬が篤く、北条氏や徳川氏からの多くの奉納品や歴史資料を所蔵していることから、現代でも「武蔵野の正倉院」と称されているとのこと。但し、所蔵品は一般公開されていません。見たいのに残念ですよね!見せてよ!
ご祭神は奇稲田姫命です。
さいたま市大宮区にある一宮氷川神社と当社は対をなしているもので、前者が男体神社で、当社が女体神社ということです。
当社のHPは見当たりません。一宮なのにないの? 作った方がいいんじゃない?
一宮氷川神社の過去記事はこちら。
3.参拝
今回は、当社が最寄駅からも少しばかり離れていることもあり、マイカー(自称ベンツ、実はアクア)で行きました。隣接する見沼公園からは氷川女體橋という朱色の橋を渡るとすぐ目の前が当社になります。
階段があり、上に鳥居が見えます。
▼鳥居をくぐると右手に手水舎です。ちょっと珍しい形をしてますね。
▼正面に拝殿ですが、ん~、狛犬が見当たりませんでした。いないのかな?
4.拝殿
現在の社殿は寛文7年(1667年)に、4代将軍家綱の命により建築されたと言われています。埼玉県の指定有形文化財になっています。
5.本殿
拝殿脇から本殿が見えます。落ち着いた朱色がいいですね~。
6.境内社
▼社殿裏に多くの境内社があります。
▼石上神社
▼坂東神社
▼住吉明神社
▼天神松尾合社
▼今宮神社
▼神明社
▼竜神社
7.その他境内
▼ご神木 大きなコブがクマの顔に見えるとか、見えないとか。あなた次第です。
▼道標
▼力石
▼石灯籠 文化十年かな?
▼神楽殿
▼参集殿
▼社務所
8.ご朱印
9.まとめ
さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、ありがとうございます。
大宮の氷川神社と対になる一宮ということでしたが、規模が全く違うし、正直、比較にならないのではと感じました。(比較する必要がないとも言える)大宮は参道が2キロもあったり、境内は途方もなく広かったりします。
確かに歴史的には崇神天皇御代はともかく、古いことは確かなようですが、せっかく正倉院並みに所蔵している品々があるのであれば、ぜひ公開していただきたいと思った次第です。(意見には個人差があります)
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