居木神社、貴船神社と行き、三番目は雉子神社です。ここはビルの一階にあるとても珍しい神社です。上の写真(ネット検索)で大体の感じはお分かりいただけると思います。
あっ、その前にですね、私、やらかしちゃいました。はてなフォトライフにアップロードした写真がたまったので、古いのはもう使わないからと思って削除したんです。そしたら、過去の記事に貼り付いていた写真も消えちゃったんです。えーっ、削除しちゃまずかったのか! やってもーた、ショック☆=>=>=>(+_+。)
ということで、少しずつ修復していますが全部はムリ! せっかくお読みいただいた方にはお詫び申し上げます。(_ _)
さて、気を取り直して本題に入ります。
「雉子(きじ)」は日本の国鳥であることはご存じだと思います。神社の名前に動物名があるのは大鳥神社、白兎神社ぐらいしか知らなかった私には新鮮な感覚でした。国鳥名がついている神社ですから、期待大で行ってみましたよ。
1.場所
はい、ここです。
五反田駅から国道1号線桜田通りを北に向かい坂を登って行くと、オフィスビルなどが並ぶ通り沿いに面して、いきなり鳥居が現れます。そこからビルの敷地へ続く階段を登ると、その名も白雉子ビルの1Fロビー、そこが雉子神社の境内なんです。
2.ご由緒
なにやら細かい字で書いてあるので、はずきルーペでなきゃ読めません。
社伝によると、第十二代景行天皇四十年(110)に日本武尊を祀る神社として創建したとあるそうです。
一方で、江戸時代の資料に創建にかかる逸話があり、文明年間(1400年代後半)ではないかとする説もあるようです。
その説とは、
「ある日、白雉が当地に飛来して死んでしまう。その夜、村民の夢に甲冑を着た人が現れて「我は日本武尊なり。我を当地に祀れば国家を守護し、村民は安全になるべし。」と告げて白雉となり飛び去った。そこで白雉を当地に手厚く弔い「大鳥明神」と称した。」
そして更にこんな伝承があるそうです。
「三代将軍徳川家光が当地周辺に鷹狩りに来た際、一羽の白雉が社地に飛び入った。それを追って家光は社前に詣で、村民に当社の社号を尋ねる。村民は「大鳥明神」であると答えたところ、家光から「以後、雉子宮と称すべし」と命じられたと云う。」
ということから徳川家の庇護を受け、神紋に葵紋の使用を許されたとのことです。(社務所の提灯の神紋をご覧ください)
そして、明治維新になって雉子神社と改称されました。
3.ご祭神
日本武尊 ・・・ヤマトタケル 最期に白鳥になっちゃう悲運のヒーロー。
第12代景行天皇の息子、第14代仲哀天皇の父。
天手力雄命・・・天の岩屋に隠れたアマテラスを引っ張り出した力持ち。放り投げた
岩戸が飛んでいって着地したのが信州戸隠と言われている。
大山祗命 ・・・イザナギ、イザナミの神生みで成った山の神。ニニギが降臨して
早速一目惚れしたコノハナサクヤの父。
ご由緒にあるように日本武尊との関連が強いと思われます。でも待てよ、タケルは白鳥になったんじゃなかったの? 雉子にもなったの? 白雉とは白鳥のこと?
細かいことはいいでしょう。参拝しましょう。
4.参拝
前述した通り、桜田通りに面していて、いきなり鳥居が現れますが枝葉に覆われていて扁額が見えません。社名標で神社名が分かります。
鳥居を入ると歴史感たっぷりの狛犬が出迎えてくれます。二頭とも子供を抱えていますね。これ、いつごろのものなんでしょうか。
狛犬に挨拶して目の前の階段を登ると、このビルの1階、つまり神社の境内になります。 おやおや、ちょっと変わった手水舎がありますよ。ふ~ん、なるほど。カラスが汚すので扉付きということですね。注意書きがおしゃれですね。「カラスが汚しますので必ずカラス戸をおしめください」 ガラス戸ではなく、カラス戸なんですねぇ~。
そして、手水舎の右手に社務所があります。提灯の神紋を見て下さい。恐れ多くも葵のご紋ですぞ、控えおろーっ!
葵のご紋に敬意を表して境内を進むと拝殿があります。ただ、光の関係(いや、あんたの腕の問題でしょう)で、きれいな写真が撮れませんでした。見づらくてスミマセン。そして、拝殿の屋根になにかいますよ、雉子だぁー、素晴らしい!
この社殿は平成7年の完成だそうです。
そして境内社です。三柱神社といって大国主命、倉稲魂命、埴山姫命が祀られています。
拝殿の脇から、ちょっと本殿を覗いて見ました。
さて、いかがでしたでしょうか。ビルの中の神社でしたが、ただ徳川家の庇護があったというだけではなく、やはり地元の方々の深い信仰心があればこその神社でしたね。感動しました!
御朱印です。無料でした!
5.お得情報
さて、最後にお得情報です。もし雉子神社を訪れる機会がありましたら、是非、立ち寄っていただきたい所があります。それは、15分ほど歩いたところにある「ねむの木の庭」です。ご存じの方も多いと思いますが、ここは美智子上皇后の生家の跡地を公園にしたところで、有名な「プリンセス・ミチコ」を見ることができます。
毎日、下世話にボーッと生きてる私ですが、何か心が洗われる気がしました。
さて、今回はここまでです。次回はどこになるか、お楽しみに!
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