のと爺の古事記散歩

後期高齢者になってしまった爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

古事記の神様と神社・ご近所編(10)

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 居木神社、貴船神社と行き、三番目は雉子神社です。ここはビルの一階にあるとても珍しい神社です。上の写真(ネット検索)で大体の感じはお分かりいただけると思います。

 あっ、その前にですね、私、やらかしちゃいました。はてなフォトライフにアップロードした写真がたまったので、古いのはもう使わないからと思って削除したんです。そしたら、過去の記事に貼り付いていた写真も消えちゃったんです。えーっ、削除しちゃまずかったのか! やってもーた、ショック☆=>=>=>(+_+。)
 ということで、少しずつ修復していますが全部はムリ! せっかくお読みいただいた方にはお詫び申し上げます。(_ _)

 

 さて、気を取り直して本題に入ります。

 「雉子(きじ)」は日本の国鳥であることはご存じだと思います。神社の名前に動物名があるのは大鳥神社、白兎神社ぐらいしか知らなかった私には新鮮な感覚でした。国鳥名がついている神社ですから、期待大で行ってみましたよ。

 

1.場所

 はい、ここです。

    五反田駅から国道1号線桜田通りを北に向かい坂を登って行くと、オフィスビルなどが並ぶ通り沿いに面して、いきなり鳥居が現れます。そこからビルの敷地へ続く階段を登ると、その名も白雉子ビルの1Fロビー、そこが雉子神社の境内なんです。

2.ご由緒

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 なにやら細かい字で書いてあるので、はずきルーペでなきゃ読めません。
社伝によると、第十二代景行天皇四十年(110)に日本武尊を祀る神社として創建したとあるそうです。
 一方で、江戸時代の資料に創建にかかる逸話があり、文明年間(1400年代後半)ではないかとする説もあるようです。
 その説とは、
「ある日、白雉が当地に飛来して死んでしまう。その夜、村民の夢に甲冑を着た人が現れて「我は日本武尊なり。我を当地に祀れば国家を守護し、村民は安全になるべし。」と告げて白雉となり飛び去った。そこで白雉を当地に手厚く弔い「大鳥明神」と称した。」

 そして更にこんな伝承があるそうです。
「三代将軍徳川家光が当地周辺に鷹狩りに来た際、一羽の白雉が社地に飛び入った。それを追って家光は社前に詣で、村民に当社の社号を尋ねる。村民は「大鳥明神」であると答えたところ、家光から「以後、雉子宮と称すべし」と命じられたと云う。」
ということから徳川家の庇護を受け、神紋に葵紋の使用を許されたとのことです。(社務所の提灯の神紋をご覧ください) 
 そして、明治維新になって雉子神社と改称されました。

3.ご祭神

 日本武尊 ・・・ヤマトタケル 最期に白鳥になっちゃう悲運のヒーロー。
         第12代景行天皇の息子、第14代仲哀天皇の父。
 天手力雄命・・・天の岩屋に隠れたアマテラスを引っ張り出した力持ち。放り投げた
         岩戸が飛んでいって着地したのが信州戸隠と言われている。
 大山祗命 ・・・イザナギ、イザナミの神生みで成った山の神。ニニギが降臨して
         早速一目惚れしたコノハナサクヤの父。

 ご由緒にあるように日本武尊との関連が強いと思われます。でも待てよ、タケルは白鳥になったんじゃなかったの? 雉子にもなったの? 白雉とは白鳥のこと?

 細かいことはいいでしょう。参拝しましょう。

4.参拝

  前述した通り、桜田通りに面していて、いきなり鳥居が現れますが枝葉に覆われていて扁額が見えません。社名標で神社名が分かります。 

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 鳥居を入ると歴史感たっぷりの狛犬が出迎えてくれます。二頭とも子供を抱えていますね。これ、いつごろのものなんでしょうか。

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 狛犬に挨拶して目の前の階段を登ると、このビルの1階、つまり神社の境内になります。 おやおや、ちょっと変わった手水舎がありますよ。ふ~ん、なるほど。カラスが汚すので扉付きということですね。注意書きがおしゃれですね。「カラスが汚しますので必ずカラス戸をおしめください」 ガラス戸ではなく、カラス戸なんですねぇ~。

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 そして、手水舎の右手に社務所があります。提灯の神紋を見て下さい。恐れ多くも葵のご紋ですぞ、控えおろーっ!

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 葵のご紋に敬意を表して境内を進むと拝殿があります。ただ、光の関係(いや、あんたの腕の問題でしょう)で、きれいな写真が撮れませんでした。見づらくてスミマセン。そして、拝殿の屋根になにかいますよ、雉子だぁー、素晴らしい!
この社殿は平成7年の完成だそうです。

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 そして境内社です。三柱神社といって大国主命、倉稲魂命、埴山姫命が祀られています。

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拝殿の脇から、ちょっと本殿を覗いて見ました。

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さて、いかがでしたでしょうか。ビルの中の神社でしたが、ただ徳川家の庇護があったというだけではなく、やはり地元の方々の深い信仰心があればこその神社でしたね。感動しました!
御朱印です。無料でした!

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5.お得情報

 さて、最後にお得情報です。もし雉子神社を訪れる機会がありましたら、是非、立ち寄っていただきたい所があります。それは、15分ほど歩いたところにある「ねむの木の庭」です。ご存じの方も多いと思いますが、ここは美智子上皇后の生家の跡地を公園にしたところで、有名な「プリンセス・ミチコ」を見ることができます。
毎日、下世話にボーッと生きてる私ですが、何か心が洗われる気がしました。

 

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さて、今回はここまでです。次回はどこになるか、お楽しみに!


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