浅間神社の本宮と言えば、富士山本宮浅間大社ですね。いつかは行きたいと常々思っているのですが、このコロナ禍では拙宅から東京経由で静岡方面へ行くのはどうしても足が遠のいてしまい、いまだに実現していません。そこでと言ってはなんですが、千葉市稲毛区にある稲毛浅間神社(いなげせんげんじんじゃ)に行って来ました。
1.場所
ここです。
2.御由緒と御祭神
大同3年(808年)、富士山本宮大社から勧請したと言われています。その後、源頼朝や豪族千葉氏に信仰されてきました。当社の社紋の九曜紋は千葉氏の紋所であることからもその信仰の厚さがうかがえます。文治3年(1187年)の社殿再建に際して、富士山の形に土盛りし、参道も富士登山道にならい三方に設け、社殿は富士山に向かって建立されたとのことです。(ウィキペディア)
御祭神は、木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと:古事記では木花佐久夜毘売)、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと:古事記では邇邇芸命)、猿田彦命(さるたひこのみこと:古事記では猿田毘古神)の三柱の神様です。
この三柱の神様の関係はお分かりでしょうか。ニニギはアマテラスの孫、つまり葦原中国に降臨してきた天孫ですね。そして、その降臨の先導役を務めたのがサルタヒコ、そしてそして、降臨してきたニニギが出会い、一目惚れしてフォールインラブしたのがコノハナですね。
当神社のHPはこちらです。
ニニギとコノハナの話はこちらです。
3.一の鳥居は海上にあった?
参拝の前に興味深い話です。大鳥居は千葉街道に面して建っているのですが、実は街道を挟んで対面にも鳥居があるんです。おやおや?なんでだんべなー。
街道を挟んだ対面は稲毛海岸と言われた一帯なんですが、昭和36年(1961年)頃から都市開発で埋め立てが始まったのです。つまり、それまでは海だったんですね。ですから、鳥居も海の上にあったということです。そして、正確に言うと海上の鳥居が一の鳥居だったんだろうという話です。
ついでに、富士登山道にならった参道入口は、大鳥居口と社殿裏手の鳥居が二基建っている所だと思います。鳥居3とか4は私が勝手につけました。
4.参拝
では、大鳥居に戻って参拝しましょう。やけに目立つ看板ですね。
鳥居をくぐると、松林の中を参道が続きます。なんかいい雰囲気ですね。
楼門に着きました。平成27年(2015年)建立されたとのこと。つい最近ですね。
楼門をくぐると正面に手水舎です。両サイドは境内への階段になっています。こういう造りは初めてですね。
5.拝殿
さて、境内に上がってきました。正面が拝殿ですね。昭和41年(1966年)に再建されたそうです。社紋は千葉氏の九曜紋です。
6.境内
〇神楽殿
〇参集殿
〇絵馬
〇授与所
7.摂末社
境内が一段高くなっていますが、それを取り囲むように一段下がった松林の中などにあります。数が多いので、いくつかをご紹介します。
〇八坂神社
〇大宮神社
〇稲荷神社
〇鳥居3
〇鳥居4の先には
〇厳島神社
〇小御嶽社
8.松林
千葉市指定の天然記念物である老松が茂る松林です。
9.ご朱印
10.まとめ
さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、有り難うございます。
今回の浅間神社は、社殿などが再建されて50~60年ということで比較的新しい神社でしたが、歴史を調べてみるととても由緒ある神社でしたね。もともとは海に近かったということからでしょうか、松林が整備されていて参道を歩いていても気分が良かったですね。
それにしても人間は凄い!海を埋め立てて道路を造っちゃうんだ。今じゃ大型車がバンバン走っている。おかげで当時の鳥居がなくなってしまった・・・。
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