のと爺の古事記散歩

古希+4歳になってしまった爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

古事記の神様と神社・番外編(1)

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 今回から三回に分けて番外編をお届けします。番外編とはなにか? 訪れた神社のご祭神が古事記に出てくる神様ではない、そもそも訪れたところが神社ではない、といったことから番外編としています。
 そしてまず今回は、芝東照宮です。ここは前回訪れた愛宕神社から徒歩約20分のところにあります。東照宮とくればもうどなたもご存じ、徳川家康を祀っていますね。東照宮は全国に数多くありますが、総本山は日光東照宮で、東京都内では上野と芝にあります。

 

1.場所

 ハイ、ここですよ。

2.ご由緒 

 社号碑の隣にご由緒板がありましたが、いたってシンプルでしたので、当神社のHPを見てみました。抜粋ですが以下のようになります。
 
 当宮「芝東照宮(しばとうしょうぐう)」は、当初、増上寺内境内に勧請された。増上寺は天正18年(1590年)家康公の江戸入府の折、源誉存応が公の帰依を得て徳川家の菩提寺に定められた。増上寺境内の家康公を祀る廟は、一般に安国殿と称された。
 安国殿の御神体は慶長6年(1601年)正月、60歳を迎えられた家康公が自ら命じて彫刻された等身大の寿像である。安国殿は明治初期の神仏分離のため、増上寺から分かれて東照宮を称し、御神像を本殿に安置・奉斎した。

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3.ご祭神

 家康公は生前、駿府城において自らこの寿像の祭儀をを行っていた。死に臨んで公は、折から駿府城に見舞いに参上した増上寺の僧侶に、「像を増上寺に鎮座させ、永世国家を守護なさん」と仰せになり、この像を同寺に祀るよう遺言していたもので、安国殿の創建の時に造営奉行であった土井大炊助利勝(後の大老・土井大炊助利勝)の手により駿府から護り送られたのである。
 そして明治初期の神仏分離のため、増上寺から分かれて東照宮を称し、御神像を本殿に安置・奉斎した。(HP抜粋)

4.参拝

 日比谷通りという都心幹線道路に面しており、歩道も狭いので入口の写真がうまく撮れませんでした。そして入口脇に社号碑があります。

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 ここを入るとすぐにマッチョな狛犬が迎えてくれます。天明8年(1788年)奉納の狛犬で、当神社がまだ増上寺にあったころに奉納されたものです。風格あるなぁ~。

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 狛犬に挨拶して参道を進むと大鳥居があります。扁額にある「家達」は徳川宗家第16代当主の方だそうです。

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 鳥居をくぐった先に階段があります。登った所には「御祭神徳川家康公(三代家光公お手植公孫樹)」と記された旗があります。

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 お手植公孫樹(いちょう)? ん、どれだ? あっ、ありました。階段右奥になにやら大木があります。ちゃんと説明書きがあります。昭和11年文部省の説明、いやぁ~いいなぁ、こういうの大好きです。

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 ご神木の先に手水舎があります。水盤の形が少し変わってますね。

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 そして拝殿です。現在の社殿は昭和44年(1969年)に再建されたものだそうです。

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 脇に回ると本殿の屋根だけ見えます。

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 そして、すぐ隣に社務所があります。

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 家康の遺訓が普通に置かれていました。読んでみて下さい。
「人の一生は重荷を負て遠き道をゆくか如しいそくへからず~~」

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 御朱印をいただきました。ほんとに目の前で書いて下さるので筆運びが全部見えます。当たり前ですが、お見事です。そして日光杉並木古材で作った道中安寧守をいただきました。 

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 さぁ、いかがでしたでしょうか。私は日光東照宮をよく知っている(地元)せいか、ここは東照宮といいながら、ちょっと大人しめかなと思いました。でも家康公が祀られていると思うと、なんかキリッとしますね。
 あっ、東京タワーがきれいに撮れたのでおまけに貼っておきます。右に見える大きな屋根が増上寺ですよ。では、次回の番外編をお楽しみに!
 

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