志村けんさんのギャグで「アイ~ン!」は、どなたもご存じと思います。この「アイ~ン」の表情をしている(ように見える)狛犬がいるのが、千葉県習志野市にある菊田神社(きくたじんじゃ)です。縁結びのご利益と、テレビでも紹介された愛嬌ある狛犬がいる神社として女性に人気があるようで、爺さんが訪れた時も参拝者は圧倒的に女性が多かったです。
1.場所
2.御由緒と御祭神
古くはこの一帯を久久田村といい、平安時代の弘仁年間(810年代)に久久田大明神(くぐただいみょうじん)として大己貴大神(おおなむじのみこと、後の大国主命)を祀り、産土神として信仰されていました。治承四年(1180年)には藤原師経らが当地に左遷され、祖先の藤原時平を合祀し当地を安住の地としました。
そして、江戸時代中期に菊田神社と改称しました。くぐた⇒きくた 似てる?
歴史的にはもっと複雑な話なのですが、細かい話はカットしています。
当社のHPはこちらです。
御祭神のオオナムジ(大国主命)についてはいろいろな話がありますが、今回はこの話にしました。是非、ご覧下さい。
3.参拝
京成津田沼駅近く、京成千葉線沿いの細い道を入っていくと小さな社号碑があります。
その先に鳥居が見えますね。
この鳥居は、旧鳥居が2011年の東日本大震災で倒壊したため、同年12月に再建されたものです。奇跡の一本松を連想させるような見事な松が鳥居をくぐってすぐ脇にあります。ご神木ではないようですが、思わず見上げてしまいますね。
さて、鳥居をくぐるとまっすぐの参道で、ここには3対の狛犬が鎮座しています。
早速、迎えてくれたのがアイ~ン狛犬です。確かに、下顎を突き出してアイ~ン!
言われて見ればそう見える。
よ~く見ると、片足を上げているんですが、分かりますか?
いつ頃のものか定かではありませんが、台座には天保?の文字が見られます。
で、すぐ先には見慣れた型の狛犬が鎮座しています。
さらに進むと獅子山の狛犬、いや、獅子ですね。分かりずらいかも知れませんが下には子供の獅子がいます。
右手には手水舎があります。
4.拝殿
現在の拝殿は明治26年(1893年)に改造営されたものです。
鳳凰や龍などの細かい彫刻が施されています。
5.本殿
本殿は弘化3年(1846年)に改造営されたものです。
6.境内社
古峯神社
子安神社
大杉神社
石祠
稲荷社
富士嶽浅間大神
7.その他境内
神輿庫
絵馬・おみくじ
ご神木
神池
規範神社碑
8.ご朱印
久久田大明神とアイ~ン狛犬(見開き)の二つです。どちらも書き入れです。凄!
9.まとめ
さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、有り難うございます。
アイ~ン狛犬をご覧になってどうでしょうか。おそらく江戸時代に作られたものですが、後世になってこんなふうに人気が出るなんて思いも寄らないことですよね。爺さんもいろいろなタイプの狛犬を見てきましたが、これは愛嬌たっぷりで素晴らしいと思います。もし、お近くの読者さんがいらっしゃいましたら、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。(意見には個人差があります)
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