良縁をもたらすパワースポットとして若い方に人気があるのが、千葉県習志野市にある大原神社(おおはらじんじゃ)です。ここは、月ごとにモチーフが変わる季節限定ご朱印がいただけることでも有名なんですね。行ってみて分かりました。参拝者は9割方女性で、カップルもいらっしゃいました。くたびれた爺さんは私だけ、トホホ・・・。
1.場所
ここです。
2.御由緒と御祭神
平安時代の天治元年(1124年)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)を祀って実籾本郷(みもみほんごう)に創建され、御成街道の整備に伴って文禄元年(1592年)に現在の地実籾(当地)に遷座しました。その後、宝暦2年(1752年)に猿田彦命(さるたひこのみこと)を、明治41年(1908年)には実籾上宿にあった大宮神社の祭神・伊弉諾尊(いざなぎのみこと)を合祀しました。こうしたことから、鳥居や拝殿の扁額には大原神社と大宮神社の社名が連記されています。
当社のHPはこちらです。
3.参拝
千葉県道69号線(御成街道)に面して鳥居が建っています。鳥居の前に一対の狛犬がいます。狛犬が鳥居より前に出ているのはあまり見かけませんね。珍しいです。
鳥居をくぐり、階段を上ると参道になります。参道の途中に二番目の狛犬です。経年劣化しており年代が分かりません。感じとして、江戸か明治時代かなぁ~。
阿形は子取り、吽形は子供が背中に乗った玉取りです。
さらに進むと手水舎があります。
そして拝殿前にはもう一対の狛犬が居ます。よく見ると阿形が子取りで、吽形が子供が背中に乗った玉取りです。ん?、さっきの二番目の狛犬と同じパターンだ。面白いですね。なんとなくお顔もポーズも似てるし、もしかして作者さんが同じなのかも。これは台座の日付が辛うじて分かりました。明治二十何年かの十二月です。肝心の年が読めな~い!
4.拝殿
昭和12年(1937年)に改築された拝殿ですが、とても綺麗に維持されています。
5.拝殿の屋根に注目!
赤丸で囲んだ箇所に注目して下さい。飛狛と言われるらしいのですが、逆立ちをした狛犬がいます。ネットで調べると、こういうのは散見されるのでそれほどレアではないと書かれていましたが、私が100回を超える参拝をしてきたなかで出会ったのは二社目です。ですから、私にとってはレアですね。(意見には個人差があります)
どのような意味合いがあるのか分かりませんが、鬼瓦みたいに魔除け厄除けのためかも知れませんね。爺さん、よく来たな! アラヨッと!
6.本殿
本殿は限られた場所から少しだけ見ることができます。朱色でシンプルです。これも珍しいと思います。三枚目の写真は、中央の小さな屋根が本殿です。
7.境内社
創建900年を迎えるに当たり、整備されていますね。
子安大明神
合祀社
左から伊都伎嶋大神、応神天皇、月読命・素戔嗚命・蛭子ノ命、素戔嗚命、素戔嗚命
スサノオが複数あるのは、明治になって近隣神社を合祀したが、その中でスサノオを祀った複数の神社があったためと推測します。
8.その他境内
ご神木(アカガシとクロマツ)互いに支え合って、くっついてます。密!
絵馬、おみくじ
神輿庫
授与所
その他
9.ご朱印
多くの種類のご朱印があります。詳細はHPをご覧下さい。今回は六月限定直書きで、
「清祓」と季節のご朱印「てるてる坊主」をいただいてきました。
10.まとめ
さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、有り難うございます。
実は、この神社の存在は以前から知っていたのですが、ご利益が縁結び、安産子育てということで、全く縁がない爺さんが一人でウロウロしたら浮いちゃうんじゃないかと心配があり、これまでなかなか行くことができませんでした。
ただ、どうしても逆立ち狛犬が見たくて、今回の参拝となりました。予想通りというか、やはりというか、爺さん一人は私だけで浮いた存在でしたが、逆立ち狛犬はしっかり見ることができました。正確なことは分かりませんが、前述の通り、鬼瓦の一種と考えると当時の人々の信仰心が少しだけ理解できるような気がしました。
それから、授与所のお若い巫女さんの応対がとても気持ちよかったです。初穂料を支払うときに偶然、千円新札をお出ししたら、「綺麗なお札でお納めいただき、有り難うございます。」との言葉をいただきました。あまり経験が無かったことなので爺さんはすっかり感激してしまいました。
ということで、案ずるより産むが易し。気持ちよく参拝できました!!
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