のと爺の古事記散歩

古希+2歳になってしまった爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

古事記の神様と神社・ご近所編Part3(29)~橿原神宮~茨城にもあった!

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 橿原神宮といえば、ほとんどの方が奈良県橿原市にある橿原神宮を思い浮かべると思います。爺さんも令和元年10月に参拝してきました。とても感動し、いつか絶対にもう一度行きたいと思っています。
 そんなこんなの先日、茨城県の神社情報を調べていて、茨城にも橿原神宮があるということが分かったのです。えぇー!ほんまかいな?そんじゃ行かにゃなんめぇー。てなわけで行って来たのが茨城県ひたちなか市にある橿原神宮です。

 

 

1.場所

 ここです。

2.御由緒と御祭神

 当宮のHPが見当たらなかったので、境内の由緒板を見てみましょう。

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御祭神 第一代神武天皇(神号 橿原)、第五十代桓武天皇(神号 柏原)、
    崇道天皇桓武天皇の皇太子早良親王
 当神宮の創建は、社伝によると元明天皇和銅年中といわれ、鎮座地は涸沼のほとり石崎村升原(茨城町中石崎)というところである。
 仁寿年中(1511ー13)に湊村の宮山町(明神町)に奉還された。延長五年(1587)常陸大掾(地方長官)平国香桓武・崇道両天皇を合祀し、そのころから柏原大明神と称し尊崇されてきた。
 社殿は徳川時代の寛文十二年(1672)に炎上し、同年八月十七日に富士ノ上に遷した。今日までに約三百余年歳月が経過している。

 

 創建が和銅年中ということは、奈良の橿原神宮明治23年創建)より圧倒的に古いということが分かりますね。
 気がついたのですが、文中の元号と西暦が一致しません。多分、元号は間違いないと思いますので、正しくはこうなるんじゃないかと思います。

 仁寿年中(1511ー13) ⇒ 851ー54
 延長五年(1587)   ⇒ 927

 また、ここに書いてあることだけでは、そもそも神武天皇が祀られた経緯が分かりませんね。ただ、平国香が平家の祖先である桓武天皇と弟の崇道天皇を祀り、平家一族の守護神としていたということは理解できます。

 崇道天皇についてはご存じと思いますが、実際は天皇ではありません。桓武天皇の弟で皇太子となり早良親王と呼ばれていました。しかし、延暦四年(785年)の藤原種継暗殺事件の嫌疑をかけられ、淡路国へ流される途中で非業の死を遂げます。そして遺骸は淡路国に埋葬されました。
 しかし、親王の死後、宮廷関係者が次々と亡くなるなど災いが発生したことから、親王の怨霊を恐れた朝廷は崇道天皇の尊号を遺贈し、陵墓も大和国へ移したのです。現在の奈良市八島町ですね。

3.参拝

 では参拝しましょう。小高い丘の上に鎮座しているのですが、周辺道路などは2020年の区画整理で綺麗になり、大鳥居も新築されたそうです。

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 鳥居をくぐり階段を登ると小ぶりの狛犬が迎えてくれます。明治九年に奉納されたようです。

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 参道の先に手水舎です。ん!ここにも狛犬がいますよ、これも古そうですね。

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 そして正面に拝殿があります。

4.拝殿

 由緒板にも書いてありましたが、寛文12年(1672年)再建ということは、350年経過している社殿です。質素ですが落ち着いた印象で保存状態もいいですね。

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5.本殿

 拝殿脇から本殿に回れます。こちらも質素でいい感じです。

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 格子の隙間からこっそり撮りました。本殿の入口?です。

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6.境内社

 いくつもの石祠があるのですが、どなたが祀られているのかよく分かりません。

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7.その他境内

〇旧扁額

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〇幸石

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〇絵馬・おみくじ

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〇境内からの見晴らし

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 奥に太平洋が見えます。

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8.ご朱印

 境内は無人のようです。拝殿賽銭箱の横に書き置きのご朱印が置いてありました。
初穂料(お気持ち分)を賽銭箱に入れていただいてきました。菊花紋が入っていて素晴らしいです。

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9.まとめ

 さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、有り難うございます。

 なんで茨城に橿原神宮が?と思いながら行って来ましたが、結局、分かりませんでした。神武天皇が祀られた経緯、橿原神宮と称するようになった時期などが不明です。
もしかしたら、平氏一族の守護神として桓武天皇崇道天皇が祀られたのが先かも知れませんね。その後何らかの事情があって神武天皇が祀られ、橿原神宮と称するようになった。この何らかの事情とは何なのか、ここが分かりません。
 ひたちなか市のHPを見ても市内の神社として紹介されているのは酒列磯前神社で、当神宮はありません。酒列も素晴らしい神社ですが(爺さんは2年前に参拝しました)、初代天皇を祀る神社で橿原神宮と称すからには、いの一番に紹介してもいいんじゃないでしょうか?

 結局、肝心なところは分からないまま、消化不良の気分で帰って来ました。
チャンチャン!

 


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