のと爺の古事記散歩

古希+4歳になってしまった爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

古事記の神様と神社・ご近所編Part3(60)~阿佐ヶ谷神明宮~三貴子を祀る神社

 いつかは行きたいと思っていながらいまだに実現していないお伊勢参り。もうこの歳になったら無理かもなぁ~、なんて考えながらネットを見ていたら、都心で三貴子を祀る神社を発見。三貴子揃って祀られる神社は珍しいでぇ~、こりゃ、行ってみっか!
 訪れたのは杉並区阿佐谷北にある阿佐ヶ谷神明宮(あさがやしんめいぐう)です。

 

 

1.場所

 ここです。

2.ご由緒とご祭神

 寛政12年(1800年)に著された『江戸名所図会』によると、日本武尊が東征の帰途阿佐谷の地で休息し、後に尊の武功を慕った村人が旧社地(お伊勢の森と称される現在の阿佐谷北5丁目一帯)に一社を設けたのが当宮の始まりといわれております。 建久年間(1190~1198年)には土豪横井兵部(一説には横川兵部)が伊勢神宮に参拝したおり、神の霊示を受け、宮川の霊石を持ち帰り神明宮に安置したと伝えられ、この霊石は今も御神体として御本殿の奥深く鎮っております。(当社HPより)
 宮川とは、伊勢神宮外宮を流れる禊川

 ご祭神は三貴子と言われる、天照大御神(アマテラス)、月読尊ツクヨミ)、須佐之男尊スサノオ)の三柱の神様です。また、祈祷殿にはアマテラスの荒魂と豊受大神が祀られています。
 三貴子がそろって祀られるのは全国的に見ても希少なんだそうです。知らんけど!

 
 当社HPはこちら。

 
 過去記事もどうぞよろしく。

3.参拝

 では参拝しましょう。JR阿佐ヶ谷駅北口から中杉通りを北へ数分、世尊院前信号を右折するとすぐに大鳥居が見えてきます。


 鳥居脇の銀杏の大木が見事に色づいています。しばし見とれてしまいました。


 鳥居をくぐると右手に手水舎、その先はきれいに整備された境内と、鬱蒼と茂った木々が色づき始めた姿を見せています。



  前方に瑞祥門(神門)が見えてきました。


 神門をくぐると拝殿です。

4.拝殿

 参拝者は拝殿を通して本殿(御垣内三殿)をお参りすることになります。

5.本殿(御垣内三殿)

 中央の本殿には天照大御神が祀られ、東の摂社には月読命、西の摂社には須佐之男命が祀られています。尚、本殿前の鳥居は、第62回式年遷宮斎了後に伊勢神宮から下されたものです。

6.境内社

〇参道脇に天神社(北野神社)

 五角形の鳥居は、ごかく→ごうかく(合格)の洒落!?


〇神門脇に猿田彦神社


〇拝殿脇に元宮

7.その他境内

〇西参道大鳥居と狛犬


〇ご神木


〇八難除(はちなんよけ)

 アマテラスのご加護をいただいて災い(八難)のすべてをお祓いするという、全国で唯一、当社だけが行っている御祈祷方法のことだそうです。(知らんけど!)


能楽殿
 残念ながら閉まっていました。


〇神明殿
 左側に社務所です。


〇人気のレースブレスレットお守り「神むすび(かんむすび)」

8.ご朱印

 通常のご朱印


〇「大和がさね」と称する、和紙に刺繡が入ったオリジナルご朱印
 菊のご紋、社殿の屋根、雲が刺繍です。

9.まとめ

 平成の大改修が平成21年に行われ、大鳥居をはじめ、境内、神門、社殿等が見事に整備され、心地よく参拝できました。まだ行ったことがないお伊勢さんの雰囲気を感じることができ、行って良かったと心から思いました。刺繡入りご朱印、素敵です。

 

 


神話ランキング

にほんブログ村 歴史ブログへ
にほんブログ村

ブログランキングに参加しています。ポチッと押していただけるとうれしいです。

ブックマーク、読者登録いただけたら励みになります。