のと爺の古事記散歩

古希+4歳になってしまった爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

古事記の神様と神社・ご近所編Part3(62)~鳩森八幡神社~都内最古の富士塚

 皆様は富士山に登ったことがおありでしょうか。残念ながら私はありません。一度はとは思うのですが、この年齢ではもう無理でしょう。そこで、せめて富士塚ぐらいは登りたいなと思い調べたところ、都内現存で最古の富士塚があり、しかも登れるというピッタリな神社を見つけました。渋谷区千駄ヶ谷にある鳩森八幡神社(はとのもりはちまんじんじゃ)です。天気もいいし、行ってみっか!

 

 

1.場所

▼ここです。

2.ご由緒とご祭神

 『江戸名所図会』によると大昔、此の地の林の中にはめでたいことが起こる前兆の瑞雲(ずいうん)がたびたび現れ、ある日青空より白雲が降りてきたので不思議に思った村人が林の中に入っていくと、突然白鳩が数多、西に向かって飛び去った。この霊瑞(れいずい)に依り 神様が宿る小さな祠(ほこら)を営み鳩森『はとのもり』と名付けた。貞観2年(860年)、慈覚大師(円仁)が関東巡錫の途中、鳩森のご神体を求める村民の強い願いにより、山城国石清水(男山ともいう)八幡宮宇佐八幡宮遷座し給うた故事にのっとり、神功皇后応神天皇の御尊像を作り添えて、正八幡宮とし崇敬し祀ったと伝えられている。(以上、HPより)
 ご祭神は応神天皇神功皇后です。

▼当社HPはこちらです。

3.参拝

▼JR千駄ヶ谷駅から東京体育館を左手に見て、ほぼ道なりに5分弱歩くと鳩森八幡神社前という交差点に着きます。ここですでに銀杏の大木(ご神木)に圧倒されます。


▼お昼時だったので、皆さんお弁当を食べたりしてくつろいでいました。こういう風景はいいですね。


▼ご神木は後ほどあらためて。そのまま進むと狛犬がお出迎えです。二頭とも正面を向いているのは珍しいです。多分、神田明神以来ではないでしょうか。


▼さらに進むと由緒版がありました。最近はデジタル式のものも時々見かけますね。


▼拝殿の脇に出ました。手水舎があります。奇麗な花手水です。

4.社殿

▼旧社殿は戦災により焼失。戦後、幾度かの復興事業を経て平成5年に現在の総欅造り社殿が竣工したそうです。

5.境内社

甲賀稲荷社


神明社

6.富士塚

 寛政元年(1789年)に築造されたもので、東京都の有形民俗文化財に指定されています。気軽に登れるかと思いましたが、岩石の道が結構きつく、銀杏の落葉の滑りも気になり真剣に足元に集中しながら登りました。周囲の景色を見る余裕は全くなし。

▼案内板があります。


 
▼登山口の鳥居と狛犬です。


▼では、登山開始です。


▼参明藤開山・・・富士講の開祖が創唱した富士山の神名


▼まず、里宮へ


▼登山再開。


▼小御嶽石尊大権現


食行身禄(じきぎょうみろく)像 ・・・富士講の指導者


烏帽子岩


▼奥宮


▼金名水


▼釈迦の割れ石

 どうでしょうか。「舐めたらあかん」のが伝わったでしょうか。奥宮から見た眼下の景色なんてのを撮りたかったのですが、そんな余裕は全くありませんでした。「爺さんが富士塚から滑り落ちた」なんてニュースにならないように必死でした。(-_-;)

7.その他境内

▼大銀杏(ご神木)・・・樹齢不明、とにかく見とれます。


能楽堂


▼将棋堂


▼東参道


社務所

8.ご朱印

9.まとめ

 さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 境内はそれほど広くはないのですが、見どころがたくさんありました。特に富士塚はもう一度落ち着いて登ってみたいです。昼休み時間帯でもあり、多くの方がお弁当を食べたり、おしゃべりしたり、参拝したりで、これが本当の神社のすがたなのかも知れませんね。時季を見て再度参拝したいです。

 

 


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