のと爺の古事記散歩

古希+4歳になってしまった爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

古事記の神様と神社・ご近所編Part3(65)~十二社熊野神社~ここも大都会のパワースポット

 一度は行ってみたいなと思っている神社がいくつかあります。そのうちの一つが熊野三山です。ただ、あと2年で後期高齢者(この言葉、私は大嫌いです)となる爺さんには実現不可能でしょう。せめてその空気感だけでも味わえればと思い、成子天神社の帰りに足を延ばしてみました。徒歩で約15分ぐらいでしょうか。十二社熊野神社(じゅうにそうくまのじんじゃ)です。
 余談です。75歳以上を後期高齢者と言いますが、85歳以上は何と言うかご存じですか?「スーパー高齢者」ですって。なんじゃそれ、T大出の優秀な官僚さんが考えたんでしょうが、どうせならスーパーサイヤ人ぐらい言ったらど~や?!。( ´艸`)

 

 

1.場所

 ここです。

2.ご由緒とご祭神

 十二社熊野神社は、室町時代応永年間(1394~1428年)に中野長者と呼ばれた鈴木九郎が、故郷である紀州熊野三山より十二所権現をうつし祀ったものと伝えられ熊野十二所権現と呼ばれていました。明治維新後は、十二社熊野神社と改称いたしました。
(東京都神社庁HPより)
 ご祭神は明治維新後は、現在の櫛御気野大神(くしみけのおおかみ:素戔嗚尊の別名)と伊邪奈美大(いざなみのおおかみ:イザナミ)となっている。

※十二所権現とは、熊野三山に勧請した三所権現、五所王子、四所明神の十二の権現。
 熊野十二社権現とも仰がれている。

 
当社のHPはこちら。

3.参拝

▼都庁の裏側の新宿中央公園に隣接し、十二社通りに面して入口があります。


▼入口の坂道を上ると左手に大鳥居があります。


▼鳥居の先、正面に社殿が見えます。まっすぐ進むと左手に手水舎です。


▼拝殿前に狛犬です。文化元年(1804年)の奉納です。

4.社殿

▼木造のシックな社殿です。私はこのタイプが最も好きです。神社の社殿はこうじゃなくっちゃね。提灯には八咫烏、お決まりですね。


▼本殿も屋根だけチラッと。

5.境内社

▼大鳥三

▼大鳥三社にある狛犬がとても珍しい。お腹の下がくり抜きになっていない。初めて見ました。享保12年(1727年)に寄進されたものだそうです。古!


角筈胡桃下稲荷社


▼弁天社

6.その他境内

▼神楽殿


▼神輿蔵 門松の準備作業中でした。


社務所


▼太田南畝(蜀山人)の水鉢 南畝の書による銘文が刻まれています。新宿区指定有形文化財です。


▼十二社の碑 ここ十二社の地が、池や滝を擁した江戸西郊の景勝地であることを記した記念碑。嘉永4年(1851年)に建てられた。新宿区指定史跡。


▼江戸名所図 角筈熊野十二所権現

拝殿の中には、新宿区指定有形文化財に指定されている絵馬や奉納額があるようですが、残念ながら見ることはできません。

7.ご朱印

8.まとめ

 さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、有難うございます。

 冒頭申し上げた通り、熊野三山の空気を感じたく当社を訪れたのですが、社殿をはじめとした建造物等の重厚さからその一端は肌に感じたと思われました。都庁の裏、中央公園に隣接したまさに新宿のど真ん中の高層ビル群の街にありながら、ここだけは時間の流れが違うような印象でした。

 

 


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