のと爺の古事記散歩

古希+4歳になってしまった爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

古事記の神様と神社・ご近所編Part3(70)~小野照崎神社~月替わりご朱印、1月は笑門来福

 最初にお断りしておきます。今回訪れた神社の神様は古事記の神様ではありません。詳しくは後述しますが、言ってみれば平安時代出木杉くんです。神社の存在は以前から知っており、一度は行ってみたいと思っていました。学問・芸能の神様を祀る台東区下谷にある小野照崎神社(おのてるさきじんじゃ)です。

 

 

1.場所

 ここです。

2.ご由緒とご祭神

 ご祭神である小野篁(おののたかむらのみこと)は、平安時代初期の儒学者歌人で、日本初の学校である足利学校を創立したり、遣唐副使を務めたり、また、法律にも明るいという非の打ちどころのない出木杉くんなんです。そして、子孫には小野道風小野小町がいるとなれば、こりゃもうびっくりポンです。仁寿二年(852年)、篁公が御東下の際に住まわれた上野照崎の地に創建され、寛永寺の建立とともに現在地に遷されました。
 そして、ご配神はこれまた平安の出木杉くんである菅原道真です。このコンビにお願いすればなんでも叶っちゃうかもねぇ。

 当社HPはこちら

3.参拝

 東京メトロ日比谷線入谷駅から徒歩数分で大鳥居の前に着きます。駅近で、爺さんにはとっても有難いです。


ゴジラ(?)顔の狛犬が迎えてくれます。鳥居より前の道路側に鎮座されてますね。台座が高いので見上げるようになります。


▼鳥居をくぐると左手に手水舎です。センサー式で、近づくと龍が勢いよく放水(?)しますよ。水盤には昭和三年とありました。


▼手水舎の向かい側には社殿です。本殿は屋根しか見られませんが、慶応2年(1866年)の建造だそうです。関東大震災東京大空襲を逃れたということですね。凄!

4.社殿

 ▼慶応2年建造とのこと。慶応2年は薩長同盟が成立し、翌3年に大政奉還がなされています。そのころに建てられた建造物を目前にするなんて、改めて考えたらビビッちゃいますよね。彫刻が素晴らしいです。


▼拝殿前の狛犬です。



▼本殿は奥の方にチラッと見られます。

5.境内社

御嶽神社三峯神社琴平神社


〇富士浅間神社 富士塚に神猿は初めて見ました。毎年6月30日(大祓式)、7月1日(浅間神社例祭)の両日に限り一般に開放されているそうです。


〇稲荷神社・織姫神社 躍動感ある狛キツネです。

6.その他境内

〇庚申塚


〇強烈な努力の碑


〇屋根上の跳ね獅子
▼こちらの建物を見上げると・・・。



〇授与所

7.西側参道

 西側の金杉通りに面して社号碑があり、道を直進すると鳥居があります。石造りの神橋などがあり、こっちが本来の参道だったのかも・・・。

8.ご朱印

▼月替わりのご朱印 1月は笑門来福


▼一般のご朱印

9.まとめ

 さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 当社は初めて参拝した神社です。撮ってきた写真を見ながら気づいたのですが、狛犬を始めとして神使、または眷属と言われる動物が多くいましたね。狛犬、猿、狐、狼、獅子、龍等々。あるいは見逃したものが他にもあったかも知れません。
 江戸時代の建造物に加えて、これらを一気に見られるのはめったにないことで、貴重な参拝となりました。

 

 


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