のと爺の古事記散歩

古希+4歳になってしまった爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

古事記の神様と神社・ご近所編Part3(89)~稲荷鬼王神社~ちょっと怖そう!?

 東京都内の神社情報をいろいろ見ていたら、おやっと思える社名の神社を見つけました。新宿区歌舞伎町にある稲荷鬼王神社(いなりきおうじんじゃ)です。鬼王という名のつく神社は初めてです。いったいどんなところなんだろう、場所が歌舞伎町だって、こりゃまた若いころのやんちゃが・・・。(-_-;) とにかく、行ってみましょう。

 

 

1.場所

 ここです。

2.ご由緒とご祭神

 当社HPが見当たりませんでしたので、参拝の際にいただいたパンフから略記します。

 古来、「鬼」は神であり、「力」の象徴。鬼は悪慮を祓うといわれ、すべての災禍を祓う力があります。その鬼の王、「鬼王」という名がつけられた社寺は全国でも当社のみです。

 承応2年(1653年)、当地に氏神として稲荷神社が建てられました。そして、宝暦2年(1752年)、旅先での病気平癒への感謝から、当地の百姓・田中清右衛門が紀州熊野より鬼王権現(月夜見命、大物主命、天手力男命)勧請し、天保2年(1831年)、稲荷神社と合祀し稲荷鬼王神社となった。

 ご祭神は宇賀能御魂命月夜見命大物主命天手力男命

尚、当社では「鬼王様」の御名にちなみ、節分においては鬼を春の神として「福は内、鬼は内」と唱えるとのことです。

3.参拝

 都営大江戸線東新宿駅から、区役所通りを西へ徒歩5分足らずで鬼王神社前という交差点に着きます。そこを左折すると鳥居が見えてきました。


 立派な石鳥居です。柱の裏の日付は明治34年でしょうか。


▼鳥居の先にちょっと変わったスタイルの狛犬です。台座の日付は劣化していてよく分かりませんでした。


▼参道には茅の輪が設置されています。

4.社殿前の狛犬

 茅の輪のすぐ先が社殿ですが、社殿前にはもう一対の狛犬がいます。これまたなかなか見ないスタイルですね。パンフによれば、明治35年に造られたそうです。

▼阿型 少し見ずらいのですが、子供が親にじゃれついているのです。


▼吽型 子供が玉をくわえています。この玉を吽の獅子の玉ということから、運を与えてくれる玉といわれています。

5.社殿

▼大きな馬の絵の幕が張られています。


▼本殿は裏側の通路から見られます。

6.境内社

恵比寿神社


浅間神社 富士塚があります。

7.その他境内

▼水盤台 通称 力様(りきさま)


▼天水琴 耳を当てると静かに響くいい音を聞くことができます。


▼眼球食鬼


▼ご神木?


▼まちかど博物館


社務所

8.ご朱印

9.まとめ

 さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 鬼王という名前が付く神社ですが、決して鬼を祀っているわけではありませんでしたね。そして、二対の狛犬をはじめとして、境内には他では見られないような珍しいものが数多く見られました。名前だけでなく神社全体がとてもユニークな存在だと感じた次第です。

 

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