のと爺の古事記散歩

古希+4歳になってしまった爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

古事記の神様と神社・ご近所編Part3(9)~蛟蝄神社~再び、これ読めますか?

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 意識して探しているわけではないのですが、前回に続き今回も難読神社です。どうでしょう、お読みになれるでしょうか。地元の方以外でお読みになれたら、あなたは間違いなく天才です。
 茨城県北相馬郡利根町にある蛟蝄神社です。ここは、一般的にはこうもうじんじゃと読みますが、後述の延喜式神名帳にはみつちじんじと書かれているとのことです。これが正式名のようです。うひょー!誰が読めるねん!
 拙宅から1時間弱で行ける距離なので、晴天に誘われ不要不急の外出をしてしまいました。でも、コロナ収束を願ってきましたので、ごめんね、ごめんねー!

 

 

1.場所

 ここです。当社には奥の宮と、奥の宮から西へ車で5分ほどの所に門の宮(かどのみや)があります。下図をちょっと右にスライドすると左側に鳥居マークが見えますが、ここが門の宮です。

2.御由緒と御祭神

 当社のHPによると、紀元前288年に現在の門の宮の場所に水の神の罔象女大神(みつはのめのおおかみ・古事記では弥都波能売神)を祀ったのが始まりと言われています。
紀元前!?なんで分かるかと言うと、1968年に神社の奉賛会が発行した由来記に書かれているのだそうです。でも、事実か否かは分かりません。
 但し、平安時代の延長5年(927年)にまとめられた延喜式神名帳には当社名が書かれているとのことから、少なくとも1000年以上の歴史があるのは間違いないようです。
凄かねー!

 さて、御祭神の弥都波能売神古事記のどんな場面に出てくるでしょうか。実は、名前しか出て来ないんですね。イザナミが火の神カグツチを生んで病に伏しますが、それでも嘔吐物や糞尿から神が成っていきます。この時、尿から成ったのが弥都波能売神です。尿⇒水ということで水の神様と言われるんですね。私が書いた超入門古事記では、このあたりの細かい話は残念ながら省いてしまっています。

 

 当社のHPはこちらです。

3.参拝

 愛車ナビの案内で、茨城県道209号線から小高い森に向かう細い道に入っていきます。ほんとにここでいいんかい? でも神社の案内看板もあったからいいんじゃね! こんな細い道で、対向車が来たらどうすんだよ! そんときは、じゃんけんだんべ!
 だんだん傾斜がキツくなり、案内看板に従って急な坂道を上ると駐車場に着きました。フーッ! 駐車場の隣は境内です。ん? 鳥居があるな、うわっ、急階段だ。

 ということで、階段をゆっくり下ると、さきほど通ってきた細い道でした。

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  あらためて階段を上ります。

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  扁額の文字は読みづらいです。辛うじて・・・。

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 鳥居の先、右手に手水舎がありましたが、ちょっとビミョー。

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 まっすぐな参道の先に拝殿です。狛犬さんも歴史観たっぷりだ。台座を見ましたが、
年代は不詳です。

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4.拝殿

 この拝殿は令和元年に御鎮座2300年を記念して改築されたばかりです。

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 拝殿の天井に、日本画家の方が書いた白龍図があると情報を得ていたので覗いて見ましたが、ん~、これかな? よく見えません。

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5.本殿

 ここの本殿は床の骨組みが見えます。へーぇ、こうなってんだ。

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6.その他境内

〇ご神木

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〇絵馬、おみくじ

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〇境内風景

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社務所

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7.門の宮

 駐車場から急坂を下ってもとの道に戻り、門の宮に向かいました。対向車、来るなよ、来んなよー!爺さん、気が小さいんだから!
5分ほど走ると道路に面した朱色の鳥居が見えて来ました。ここかー!

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 この鳥居は、映画「君の名は」に出て来た神社の鳥居のモデルになったとか。爺さんには理解不能ですが・・・。映画も見てないし・・・。

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 階段を上がると古びた社殿ですが、なかなか立派です。ここが神社始まりの社殿だったと言うことです。拝殿、本殿ともいい雰囲気です。ただ、無人なのでやや荒れ気味。

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8.ご朱印

 奥の宮社務所ご朱印をいただきました。書き入れです。どうです、このインパクト凄いでしょー、実はこのご朱印が目当てで行ったんです。

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9.まとめ

 さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、有り難うございます。

 いろいろ調べて見ると、いままで全く知らなかったが、実は歴史ある神社がまだまだ存在するということが分かります。今回の蛟蝄神社もその一社ですよね。コロナ禍で東京方面へ行くのを控えているので、千葉、埼玉、茨城が訪問エリアになっています。そうしたなかで探し当てました。

 まだまだ同じような神社がありそうですね。

 でも、コロナ4波が心配です。爺さんの住む柏市もまん延防止対象地域になるみたいだし・・・。でも、こんな事態なのにガースーは訪米。それって今じゃなきゃダメなの?それこそ不要不急では? あっ、いてもいなくても同じということか。

(意見には個人差があります)

 


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