今回も参考文献から発見した神社です。茨城県古河市にある鶴峯八幡宮(つるがみねはちまんぐう)です。ここは、ご朱印がとても個性的で人気があり、遠方から参拝に来られる方も少なくないとか。そしてなにより、境内社の参拝方法が独特なんだそうですよ。ん~、ほんじゃまぁ、行ってみっか!
1.場所
ここです。
2.御由緒と御祭神
字が小さくて読めませんよね。要約するとこうです。
平安時代後期の治承四年(1180年)、源頼朝の命により下総、武蔵の豪族が富士川の合戦に向かう折、川の畔の小高い山に参集、頂上に鎮座されていたお稲荷様に勝利を祈願した。戦いに勝利した頼朝は、養老元年(1181年)鶴岡八幡宮より御神霊を勧請し鶴ヶ峰八幡宮と称した。また、鶴岡八幡宮の守護神の丸山稲荷も勧請している。そして、頼朝は奥州藤原討伐の際にも勝利を祈願している。
天福二年(1234年)には下総国一ノ宮より香取宮を勧請し、合殿となった。後に、徳川将軍が日光東照宮まで旅する際に立ち寄り、安全を祈願したと言われている。
御祭神は誉田別命、神功皇后、経津主命です。八幡宮というと誉田別命(応神天皇)神功皇后、仲哀天皇のトリオを祀る神社が一般的ですが、当社のようにフツヌシを合祀するというのは珍しいかも知れません。
当社のHPはこちらです。
3.参拝
では、参拝しましょう。旧日光街道に面して一の鳥居が建っています。
社名碑には昭和十一年、鳥居には享保十七年の日付が見られます。
扁額が二枚ありますね。見づらいですが、左側には「正八幡宮」右側には「正一位香取宮」とあります。
鳥居をくぐってまっすぐ進むと二の鳥居があります。そして、さらに進むと右手に手水舎があります。
水盤には、八幡宮、香取宮の文字とそれぞれの社紋があり、元禄十丁丑年の日付が見られます。西暦1697年ですね。赤穂浪士討ち入りが元禄十五年ですから、それよりも前です。古!
そして、拝殿前の狛犬です。二頭とも子取りです。親子でマスクをしており、なんともかわいい!!
4.拝殿
建築年は不明ですが、比較的新しいように見えます。
5.本殿
こんな掲示があったので、江戸時代中期の建築のようです。
6.摂末社
〇丸山稲荷神社
〇参拝方法が??? なんじゃこりゃ~!
五社宮 足踏み祈願 ・・・ 左右左の足踏みを三回繰り返す
春日稲荷天神社 握り参拝・・・釣ってある棒を握りしめる
奥宮 なでるように頭で鈴を鳴らす・・・頭突きかぁーい!
〇石祠
7.その他境内
〇ご神木
〇神楽殿
〇神輿庫
〇絵馬、おみくじ
〇社務所
8.ご朱印
ご朱印を頂こうと思い社務所に行ったらこんな張り紙が・・・。うそっ、マジすか!
そんな~、聞いてないよ~、会議ってオンラインじゃないの~、って困惑していたら関係者らしき女性が現れたので聞いてみました。そしたら、書き手が不在なので日付などが入りませんが書き置きのものでよろしければ、ということでしたので、いただいたのがこちらです。
鶴峯八幡宮
丸山稲荷
なるほど、躍動感ある筆使いで人気があるのも分かる気がします。今度は是非、書き入れでお願いしまぁーす。
9.まとめ
さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、有り難うございます。
確かに、足踏みや、頭突きや、握りといった参拝方法は初めてでした。爺さんは足踏み祈願だけやりましたが、他はこの時節がらいかがなものかと勝手に思いまして・・。
神社自体は、頼朝が勧請したというとても歴史ある神社で、境内もそれほど広くはありませんが落ち着いた空気感の中で参拝できました。
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