のと爺の古事記散歩

古希+4歳になってしまった爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

古事記の神様と神社・ご近所編Part3(78)~愛宕神社~出世の石段上りました!

 「出世の石段」がある神社をご存じの方もいらっしゃると思います。私は今回で三度目の参拝となります。東京都港区愛宕にある愛宕神社(あたごじんじゃ)です。この神社は都23区内で最も標高が高い(海抜26m)愛宕山の山頂にあります。だから、あの石段があるんですね。過去の二回は普通に上りましたが、さて、今回は、この歳になってはたして上れるでしょうか。

 

 

1.場所

 ここです。

2.ご由緒とご祭神

 慶長8年(1603年)、江戸に幕府を開こうとする徳川家康の命により防火の神様として祀られました。その後、火災、震災などで全焼しましたが、明治10年に再建されたそうです。さらに戦災で社殿が焼失しましたが、昭和33年9月、氏子中の寄付により本殿、幣殿、拝殿などが再建され、現在に至ります。
 そして、今まさに御創建420年記念の境内整備工事が行われています。


 主祭神は火の神で、日本書紀では火産霊命(ほむすびのみこと)、古事記では火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)と表記される防火防災の神です。

 当社HPはこちらです。

3.参拝

 東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅から徒歩5分ぐらいなんですが、爺さんは、見上げるとそのまま後ろにバッタリ倒れてしまいそうな周囲の超高層ビルに圧倒され、すっかりお上りさんでしたので、10分弱ぐらいかかったと思います。


▼出世の石段のいわれです。

 要約すると、三代将軍家光のわがままに見事に応えようと、四国丸亀藩曲垣平九郎が馬に乗って石段を駆け上がり梅の枝を取り、駆け下りて将軍に献上したことから、日本一の馬術の名人と家光から讃えられ、その名は一日にして全国にとどろき出世をしたとのこと。石段を上り切れば出世間違いなし、ということです。
 尚、この石段は男坂で傾斜40度で86段あります。ひぇ~!

▼大鳥居をくぐると、石段の手前に青銅製の立派な狛犬がいます。向かって右の狛犬の後ろが女坂の上り口です。


▼では、男坂石段に挑戦します。左側手すりに手を添えながら、ゆっくりと上りました。意外と、息切れすることもなく、無事に行けましたよ。


▼上ってから振り返るとこんな感じ。ひぇ~、高~い!


▼上り切った所にある一の鳥居です。


▼鳥居の先、すぐ左手に手水舎です。


▼そして、正面に丹塗り(にぬり)の門です。鮮やかですね。丹塗りとは、鳥居などでおなじみの朱色をいう建造物装飾の言葉だそうです。朱色は魔除けや神性を表す視覚的な意味合いと、朱や丹は金属を材料とした顔料で、腐食や虫害を防ぐ役割もあります。

4.社殿

 丹塗りの門をくぐると、すぐ目の前が拝殿です。こちらは今くぐってきた門と違い、とてもシックな木造物で、いい感じですね。距離があまりないので全体の写真が撮りづらいです。(お前の腕が悪いだけじゃ:影の声)



5.境内社

▼弁財天社


▼福寿稲荷社、太郎坊神社、恵比寿大黒社 工事中で中に入れませんでした。

6.その他境内

▼将軍梅


▼招き石


▼三角点


▼神池


▼女坂


社務所

7.ご朱印

 ご朱印帳も新規にいただきました。

8.まとめ

 さぁ、いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 久々の参拝で、出世の石段が上れるか不安がありましたが、幸いにもうまくいきました。これも八百万の神様のお力添えでしょうか。確か、前回、2019年に訪れた際には丹塗りの門の修復工事をやっていた記憶がありますが、今回も境内の整備工事中とのこと。完了予定の令和六年春には再訪したいと思っています。

 

 

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