のと爺の古事記散歩

古希+4歳になってしまった爺さんが勝手気ままに古事記を散歩します。

2019-01-01から1年間の記事一覧

古事記の神様と神社・ご近所編(11)

千葉県松戸市にある松戸神社です。市街地の交差点に面して一の鳥居がありますので、反対側の道から写真を撮っています。 1.場所 2.ご由緒 3.ご祭神 4.参拝 1.場所 ここですよ。 2.ご由緒 当神社のHPによれば、社殿は寛永3年(1626)年の創建とされ、神…

古事記の神様と神社・ご近所編(10)

居木神社、貴船神社と行き、三番目は雉子神社です。ここはビルの一階にあるとても珍しい神社です。上の写真(ネット検索)で大体の感じはお分かりいただけると思います。 あっ、その前にですね、私、やらかしちゃいました。はてなフォトライフにアップロード…

古事記の神様と神社・ご近所編(9)

前回の居木神社と同日に訪れた神社です。同じ品川区にある貴船神社です。ウィキペディアによれば、全国に約450社ある貴船神社の総本社は京都市左京区鞍馬貴船町にあるが、地域名の貴船「きぶね」とは違い、水神であることから濁らず「きふね」というとのこと…

古事記の神様と神社・ご近所編(8)

ようやく梅雨が明けたと思ったら猛暑日の連続、年寄りには外出をためらう日ばかりでブログ更新が遅れていました。今日は少しだけですが気温も下がり、カルチャーセンターの神社巡りの日でもあったので、久しぶりに神社に行きました。三つの神社を巡りました…

古事記の神様と神社・ご近所編(7)

千葉県野田市にある櫻木神社です。「野田市最古」というマジックフレーズに惹かれ行って来ました。私、「最古」とか「限定」とかいうフレーズにもろ弱いんですね。 1.場所 2.ご由緒 3.ご祭神 4.参拝 5.豆知識 1.場所 はい、ここです。 2.ご由緒 当神社のHPか…

古事記の神様と神社・ご近所編(6)

次はどこに行こうかなぁ、とネットでいろいろ見ていたら、「関東最古の八幡神社」というキャッチコピー?を見つけ、場所が茨城県の下妻市だと分かりました。下妻市は前回行った常総市の隣です。こりゃ、行かずばなるまいと一人で盛り上がり、行って来ました…

古事記の神様と神社・ご近所編(5)

ご近所と言えるかどうか分かりませんが、まっ、いいかと思い、車で1時間弱ぐらいの茨城県常総市にある一言主神社に行って来ました。 1.場所 2.ご由緒 3.ご祭神 4.参拝 5.豆知識 1.場所 こんな感じですよ。そう言われてもねぇ。 2.ご由緒 当神社のHPによれば…

古事記の神様と神社・ご近所編(4)

流山市にある赤城神社に行きました。 流山市にある赤城神社に行って来ました。御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと・大国主神の別名)です。ただ、由来を見ても何故おおなむちを祀ったのかは書いてないんですね。残念です、それが知りたいのに。ちなみに、…

古事記の神様と神社・ご近所編(3)

柏神社に行きました。 ベタですが、柏神社に行って来ました。柏神社は柏市の中心部に鎮座する神社で、京都の八坂神社と山形県の羽黒神社が合祀されています。地方都市の神社にしてはメチャメチャ由緒があるんですね。 社伝によれば、元々は現在の柏市周辺で…

古事記の神様と神社・ご近所編(2)

流山市の諏訪神社に行って来ました。 流山市にある諏訪神社に行って来ました。御祭神は国譲りの段で登場した建御名方神です。古事記では建御雷神との戦いに敗れた建御名方神は以後、諏訪の地から出ないと誓い許されたとあるのですが、そもそも建御名方神は出…

古事記の神様と神社・ご近所編(1)

千葉県野田市にある愛宕神社に行きました。 前回まで、「古事記の神様と神社」というシリーズをお届けしましたが、私のブログで欠けているものはなんだんべと考えて見ました。多分、いろいろあると思いますが、一つは臨場感かなと思った次第です。これまで、…

青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光

阿弥陀経 今回は古事記の話ではありません 前回で「古事記の神様と神社」シリーズを完了としました。それから、次のテーマを何にしようか考えているところですが、まだ決まっていません。実は、テーマもそうなんですが、もっと多くの方に読んでいただけるよ…

古事記の神様と神社(10)

神武天皇と橿原神宮 さぁ、このシリーズも最終回です。満を持して登場するのはカムヤマトイワレビコノミコト、後の初代天皇となる神武天皇です。ちなみにご存じと思いますが、「神武」とは崩御後につけられた諡号(しごう、おくり名)であって、即位してすぐ…

古事記の神様と神社(9)

日向三代と霧島神宮 ここ三回に亘ってお話ししてきた、ニニギ、ホオリ、ウカヤフキアエズを日向三代(ひむかさんだい)といいます。この三代の具体的事績について古事記にはほとんど書かれていません。ではこの時代の意義は何だったのでしょうか。 後に神武…

古事記の神様と神社(8)

上総国一宮 玉前神社(ネット検索) 玉依毘売と玉前神社 さて、前回のトヨタマヒメの話の続きになります。トヨタマヒメはホオリが産屋を覗いたことを恨みはしたものの、やはり旦那が恋しい気持は変わらなかったのです。子供の養育というかかわりに託して妹の…

古事記の神様と神社(7)

豊玉毘売命と豊玉姫神社 前回、コノハナの壮絶なお産の話をしましたが、生まれた子のうち、ホデリが海幸、ホオリが山幸として成長します。しかし、この二人がまたドラマを作っていくことになるのです。 ある日、二人はお互いの獲物を捕る道具を交換して使っ…

古事記の神様と神社(6)

富士山本宮浅間大社 木花之佐久夜毘売命と富士山本宮浅間大社 さぁ、たまにはヒメ神の話をしましょうか。ヒメ神と言えばなんてったってアマテラスですが、今回は木花之佐久夜毘売命(コノハナノサクヤビメノミコト、以下、コノハナ)の話です。アマテラス大…

古事記の神様と神社(5)

建御雷神と鹿島神宮 これまで何度か話に出て来ましたが、いよいよエースの登場です。古事記では建御雷神、日本書紀では武甕槌神(以下、タケミカヅチ)と表記されます。この神様はとても大事な場面で登場し、見事にその役割を果たします。 まず、アマテラス…

古事記の神様と神社(4)

火之迦具土神と秋葉神社 火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ、以下、カグツチ)は、聞くも涙、語るも涙の悲しい運命の神様です。皆さん、大きめのハンカチを用意してお読み下さい。 前回のイザナギの話で書きましたが、イザナギとイザナミの間では35柱の神様…

古事記の神様と神社(3)

伊耶那岐命と伊弉諾神宮 古事記と言えば、伊耶那岐命(いざなきのみこと、以下、イザナギ)と伊耶那美命(いざなみのみこと、以下、イザナミ)ですよね。で、今回はイザナギの話です。 天地が初めてあらわれ動き始めた時に、ムニュムニュムニュ~って最初に…

古事記の神様と神社(2)

速須佐之男命と氷川神社 速須佐之男命(はやすさのをのみこと、以下、スサノオという)の名前は皆さん知ってますよね。うんうん、あの大蛇をやっつけた神様ね、映画では三船敏郎が演じてたよね。(この話、アマテラス大研究を見てね!) 実は、このスサノオ…

古事記の神様と神社(1)

天之御中主神と千葉神社 大研究シリーズ第三弾を考えているのですが、あまりにマニアックになってもお読みいただいている方に申し訳ないなと思い、このシリーズは小休止とします。構想がまとまったらまた始めますので、その節は是非お読みいただければと思い…

神功皇后大研究(7)

御香宮神社(ネット検索) ⑥総括 さぁ、神功皇后大研究も今回が最終回となります。冒頭写真は神功皇后を主祭神とした、京都市にある御香宮神社です。神功皇后を祀った神社は全国各地に数多くありますね。特に、後に八幡神と崇拝された応神天皇の母であるとい…

神功皇后大研究(6)

⑤品陀和気命と神の名前の交換 今回の話は書いてる私もよく理解できない話で、結局なんなの?みたいなものです。多分、古事記の編者は、応神天皇は神とタメなんだぜ、すごいだろ!ってことが言いたかったんだろうと思いますが、よく分からない話です。神功皇…

神功皇后大研究(5)

景行天皇(ウィキペディア) ④香坂王と忍熊王の反乱 さて、三韓征伐を終えた神功皇后は、我が子に危険が迫っていることを察知し、大和国に帰る時に一計を講じたのです。つまり、御子の異母兄である香坂王(かぐさかのみこ)と忍熊王(おしくまのみこ)の反乱…

神功皇后大研究(4)

③ 三韓征伐 いよいよ神功皇后の三韓征伐の話ですが、まず冒頭の写真です。武装した神功皇后と赤ん坊を抱いた武内宿禰、そして赤ん坊が品陀和気命(ほむだわけのみこと)、後の15代応神天皇です。ということは、これは新羅から凱旋後のものですね。 本題に入…

神功皇后大研究(3)

武内宿禰(明治22年発行 1円札) ② 熊襲征伐 神功皇后の熊襲征伐の話ですが、本題に入る前に冒頭写真の武内宿禰について少し話しておかなければなりません。武内宿禰(古事記では建内宿禰)は、13代成務天皇から始まって、仲哀、応神、仁徳の4代の天皇にトー…

神功皇后大研究(2)

国宝 神功皇后木造坐像(なら仏像館) ①そもそもどんな方なの? 息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと・後の神功皇后)は14代仲哀天皇の皇后で、15代応神天皇の母ということはご存じだと思います。そして、父は開化天皇の玄孫である息長宿禰王(おきな…

神功皇后大研究(1)

日本初の肖像入り紙幣(お札と切手の博物館) 大研究シリーズ第二弾です 今回から「神功皇后大研究」をしたいと思います。私の中では古代三女傑は天照大御神、卑弥呼、そして神功皇后です。ちょっとマニアックかも知れませんが、できるだけ分かりやすくします…

アマテラス大研究(10)

式年遷宮(HPより) 総括 アマテラス大研究も10回目となり、いよいよ最終回です。まず、これまでの研究で分かったことをもう一度整理して行きましょう。「たいへんよくできました」に分類されること1. 生まれた時から超エリートで高天原の統治を命じられる。…